新興市場銘柄ダイジェスト:サスメドは上昇、モビルスが一時ストップ高

材料
2024年6月7日 16時28分

<4268> エッジテクノロジ 509 +9

3日ぶり反発。滋賀県庁が推進するAI導入企画においてAIプラットフォーム提供およびAI導入支援業務を実施したと発表したことが好感されている。PoCフェーズとして一定の導入効果が見られたため、生成AI は滋賀県庁が既に導入しているシステムでも利用可能なプロンプトを提出し、今後業務で使用できるものとなる。AutoMLも同様に滋賀県庁職員が自らデータとAIの作成を実施できるよう支援し、導入効果と課題が見られたため、次の施策に繋がるものとなったとしている。

<4263> サスメド 575 +26

上昇。同社が共同研究を行っている「進行がん患者に対する意思決定支援プログラム」に関して、6月2日に開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会のオーラルセッションにおいて発表が行われた。同社は、がんサバイバーが直面する社会的孤立・孤独や医療・介護の不足に対処するために、新たな教育アプローチやデジタル医療技術の研究開発を行うことを目的として、東京慈恵会医科大学と2024年4月1日付で産学連携講座「がんサバイバーシップ・デジタル医療学講座」を開設しており、本講座を通じて今回発表された取り組みの社会実装を目指している。

<4370> モビルス 461 +61

一時ストップ高。NTTネクシアが6月より提供を開始する案内代行サービス「ハロータップ」に、モビルスの問い合わせ導線を一元化しガイダンスとフローをビジュアル化するVisual IVRをはじめ、有人チャットツールのMOBI AGENT(モビエージェント)、チャットボットツールのMOBI BOT(モビボット)を提供したと発表したことを好材料視して続伸している。これらのツールを提供することにより、コンタクトセンターでの”人×デジタル”の活用を促進させ、顧客体験向上に貢献するとしている。

<4166> かっこ 857 +150

ストップ高。オンラインマーケット「Green Beans(グリーンビーンズ)」を運営するイオンネクストが、クレジットカード不正利用に対するセキュリティ強化のために、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」を導入したと発表した。「O-PLUX」を導入することで、国内にローカライズされた独自の不正検知機能により、より堅固で安全なECサイトを実現できることや、購入者への利便性はそのままに高いセキュリティ対策が可能であることが評価されたという。

<5572> リッジアイ 2017 +26

急騰。ソーシャルメディアマーケティング事業と音楽事業を展開するスターミュージック・エンタテインメントの株式を取得し子会社化することを発表した。スターミュージックの連結子会社化により、AIによる制作効率化による高付加価値化、マーケティング・広告事業・音楽配信分野における専門性を深め、AIソリューション活用を進めて両社での事業拡大を目指す。本件株式取得に伴う今期業績に与える影響については軽微だが、2025年7月期第1四半期決算からの収益貢献を予定している。

<4438> Welby 592 -38

大幅反落。PHRソリューションの医療・健康データを活用し特定健康診査に該当する検査結果(診療情報)を「かかりつけ医」から入手することで、同診査を受診した事とする「みなし健診」サービスに三菱電機健康保険組合が参画を決定したと発表した。企業における健康経営・データヘルス推進に向け、課題である「特定健康診査・特定保健指導(メタボ健診)」受診率の向上を推進していく。また、自治体・共済組合への導入も働きかけていく見込みという。これを好感して前日ストップ高で引け、本日も買い先行でスタートしたが徐々に値を消し、後場にはマイナス圏に転落した。

《ST》

提供:フィスコ

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