金、今週は5月雇用統計に注目 サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)

経済
2024年6月7日 17時14分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金、今週は5月雇用統計に注目』と述べています。

続いて、『先週のNY金は、経済指標が強弱入り混じる中、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しみ揺れて上値の重い展開となった。5月終値は2345.80ドル。週間では0.48%高。月間では1.86%高』と伝えています。

また、『5月消費者景気信頼感指数は前月から上昇し、市場予想も大きく上回った。1~3月期米実質GDP(国内総生産)改定値は速報値(1.6%増)から下方修正され、GDPの伸びは前期(3.4%増)から大幅に減速した。4月米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.7%上昇したが、伸び率は前月から横ばいで、市場予想と一致した』と伝え、『市場が警戒していたほどインフレ圧力が高まっていないことから、米長期金利が低下し、金相場をサポートした』と見解を述べています。

次に、『今週は米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが強まり堅調に推移している。5月米製造業PMIは48.7と、前月から低下し、市場予想も下回った。4月米雇用動態調査(JOLTS)では、非農業部門の求人数が市場予想を下回り、2カ月連続の減少となった。5月ADP全米雇用報告では、非農業部門民間就業者数(季節調整済み)の前月比増加幅が市場予想を下回った』と伝えています。

また、『労働需給の軟化の兆しが示されたとの見方から、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの観測が改めて浮上した』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、『6月12日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるため、今週は1日からFRBがブラックアウト期間に入った』と伝え、『7日には5月米雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数の底堅い伸びが見込まれているが、前回4月分はいずれも弱めの結果となったため、その流れが続くかどうか注目される』と述べています。

NY金の予想レンジは、『2320~2420ドル』と想定しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月6日付「金、今週は5月雇用統計に注目」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ

《CS》

提供:フィスコ

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