来週の為替相場見通し=日米の中銀会合後に視線集中

通貨
2024年6月7日 17時23分

来週のドル円相場は、日米の中央銀行が開く金融政策会合に視線が集中するなか神経質な展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=154円00銭~157円50銭。

米連邦準備理事会(FRB)は11~12日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。政策金利の据え置きが市場のコンセンサスだが、ドットチャート(FOMC参加者の政策金利見通し)が示す年内の利下げ回数が焦点。また、直近で鈍化が続く物価指標を踏まえたパウエルFRB議長の記者会見も注目される。一方、日銀は13~14日に金融政策決定会合を開く予定で、市場の関心は国債買い入れオペの減額を決めるかどうかに集まっている。ただ、オペ減額の見通しが報じられていることから一定程度は織り込み済みとみられ、会合後に行われる植田和男総裁の記者会見で緩和的な政策方針を維持する姿勢が示されれば、オペ減額が決定されても一方的に円が買われる展開にはならないだろう。

なお、来週に海外で発表される主な経済指標は、12日に5月の中国消費者物価指数(CPI)と5月の米CPI、13日に4月のユーロ圏鉱工業生産と5月の米卸売物価指数(PPI)、14日に5月の米輸入物価指数と6月のミシガン大学消費者態度指数・速報値など。国内では10日に4月の経常収支と1~3月期実質国内総生産(GDP)改定値、12日に5月の国内企業物価指数、13日に4~6月期法人企業景気予測調査、14日に4月の鉱工業生産・確報値が公表される予定となっている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.