ダウ先物は下落 米雇用統計が冷え込み示さず=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:50)(日本時間21:50)
ダウ先物 38795(-160.00 -0.41%)
S&P500 5339.00(-25.00 -0.47%)
ナスダック100先物 18985.25(-75.00 -0.39%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも揃って下落している。先ほど発表になった5月の米雇用統計が予想を上回る内容となり、雇用の冷え込みを示さなったことから、米株式市場は売りが強まっている。今週発表の米経済指標が弱い内容が相次いでおり、エコノミストからも今週の米雇用統計は予想を下回る可能性も示唆されていた。
しかし、結果は雇用の底堅さを示す内容で、今週復活していたFRBの利下げ期待は再び後退している。短期金融市場では年内の利下げ確率を大きく低下させており、年内1回との見方が優勢となっている。
一方、利下げ期待は後退させているものの、景気の底堅さは示す内容でもあり、その辺を米株式市場がどう判断するかは注目される。
なお、エヌビディア<NVDA>は1株を10株にする株式分割を発表しているが、本日が権利付最終取引日となる。本日中に買い約定すれば権利が得られる。なお、来週10日月曜日の権利落ち日から分割を考慮した価格での取引が始まる。本日の10分の1の株価。
電子署名のドキュサイン<DOCU>が決算を受け時間外で下落。第2四半期のビリングの見通しが予想を下回った点が嫌気されている模様。通期の見通しは上方修正されている。
配車サービスのリフト<LYFT>が時間外で続伸。前日は投資家説明を受けて株価が上昇していたが、本日はそれを受けて複数のアナリストが投資判断を引き上げた。
バイオ医薬品のバイオメア・フュージョン<BEMA>が時間外で急落。現在進行中の1型および2型糖尿病を対象とした「BMF-219」の臨床試験について、FDAが保留を決定したことが嫌気されている。
米雇用統計(5月)21:30
*非農業部門雇用者数
結果 27.2万人
予想 19.0万人 前回 17.5万人(前月比)
*失業率
結果 4.0%
予想 3.9% 前回 3.9%
*平均時給
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
結果 4.1%
予想 4.0% 前回 3.9%(前年比)
(NY時間09:00)(日本時間22:00)時間外
ドキュサイン<DOCU> 50.40(-4.20 -7.69%)
バイオメア<BMEA> 3.91(-7.36 -65.31%)
リフト<LYFT> 16.18(+0.49 +3.12%)
アップル<AAPL> 193.72(-0.76 -0.39%)
マイクロソフト<MSFT> 424.29(-0.23 -0.05%)
アマゾン<AMZN> 184.31(-0.69 -0.37%)
アルファベット<GOOG> 178.22(-0.13 -0.07%)
テスラ<TSLA> 175.95(-1.99 -1.12%)
メタ<META> 493.15(-0.61 -0.12%)
エヌビディア<NVDA> 1189.60(-20.38 -1.68%)
AMD<AMD> 165.75(-1.03 -0.62%)
イーライリリー<LLY> 835.02(-2.27 -0.27%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース