NY債券:米長期債相場は下落、雇用統計改善で9月利下げ観測は後退

市況
2024年6月8日 7時09分

7日の米国長期債相場は下落。米労働省がこの日発表した5月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+27.2万人と市場予想を上回ったことや賃金の伸びは再加速したことが意識された。雇用統計の結果を受けて9月利下げ観測は後退し、長期債などの利回り水準は上昇した。ただ、3月と4月の雇用者増加数は合計1.5万人下方改定された。イールドカーブはフラットニング。

CMEのFedWatchツールによると、7日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は49%程度。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は64%程度。10年債利回りは4.291%近辺で取引を開始し、一時4.271%近辺まで低下したが、雇用統計発表後に急上昇。米国市場の終盤にかけて4.433%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.432%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング。2年-10年は-45.10bp近辺、2-30年は-33.20bp近辺で引けた。2年債利回りは4.88%(前日比:+16bp)、10年債利回りは4.43%(前日比+15bp)、30年債利回りは、4.55%(前日比:+12bp)で取引を終えた。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.