個人投資家・有限亭玉介:グロース株が安い!個人は銘柄を見極めるべし!今注目する株はコレ【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2024年6月8日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2024年6月3日10時に執筆

5月のグロース市場は引き続き冴えませんでしたねぇ。国内がインフレで利上げ局面に差し掛かっているタイミングで、あたくし達個人投資家が放置してきたグロース株についての議論を、そろそろ始めるべきかもしれません。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

決算シーズンを通過して強気に転換するかと思いきや、好業績を発表後も数日で決算前の株価水準に戻る銘柄も散見されました。グロース株に至っては、最高益予想を発表後も売りが売りを呼ぶようなチャートを描いている銘柄も少なくありません。

金利上昇となれば、グロース・ハイテク株が売られる流れは以前からお伝えしてきました。しかし、あまりにも売られ過ぎていて、手を出そうにも出せないまま傍観している投資家も多いはずです。ましてや、米国の利下げ機運が高まっても売られるわけですから、これはどうも単純に需給が悪すぎて投資家達から見限られたような印象も受けます。

東証グロース市場指数に関しては、昨年10月に付けた安値を直近で大きく下回りました。改善されないグロース株の不調を受けて、5月21日に東証は「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議」を開いてグロース株について議論しております。もしかすると、PBR1倍割れ銘柄と同様に、グロース株にも東証から何らかのメスが入る可能性があるか…。

さて、指標が冴えない相場だったとしても、個別銘柄に注目すれば意外と外部環境に負けず伸びている銘柄もあります。そういった企業を見逃さないように日々市場と向き合っていきたいですねぇ。地合いが悪く不確実性が高い相場になるほど、安定して伸びている銘柄は多くの投資家の注目を浴びるはずです。

長期の下落トレンドが落ち着いてきたイーディーピー<7794>は、25年3月期で黒字転換する見通しです。ダイヤモンド基盤などの規制品目を無許可で輸出していた事で、5月22日に「厳正な輸出管理の徹底について(厳重注意)」を経済産業省から受領したと発表しました。悪材料出尽くしとの見方から再び物色を受ける可能性も得たとピックアップさせて頂きます。

独自開発のAI画像認プラットホームなどに強みを持ち、データセンター関連でも思惑のあるトリプルアイズ<5026>は、直近の2Q決算で既に経常利益が通期計画を超過しましたな。5月27日には自動車分野の機械設計開発事業などを手掛けるBEXの子会社化を発表し、好感されている模様。チャート(日足)は直近で25日線を上回り好調です。

グループ会社のEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」が、「サカゼン」公式通販サイトに導入されたと発表したサイジニア<6031>は、保ち合いから一気に動意しましたな。年初来高値を更新し、どこまで下値を切り上げるか監視中。

海底ケーブルで思惑のある湖北工業<6524>は、5月24日にグーグルがアフリカとオーストラリアを結ぶ海底ケーブルの敷設計画を発表した事で短期資金が流入したようです。次世代海底ケーブルシステム向けの新たなマルチコアファイバ接続光部品を開発した事も材料視されており、直近の株価は昨年7月につけた高値2279円を上回りました。

4月にIPOしたレジル<176A >も直近で下値を切り上げておりますよ。集合住宅へ電力供給や電力小売などを手掛ける同社は、3Q決算の経常利益が通期計画を超過した模様。直近の株価も下値を切り上げて年初来高値を更新しました。電気料金の値上げで思惑がありますな。

最後はプラントエンジニアリングを手掛ける東洋エンジニアリング<6330>です。低PER・PBRの同社は、直近の決算でも好業績で増配を発表しました。75日線を下値にこのまま上昇トレンドを形成できるか監視を強めております。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

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