概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反発、自律反発狙いの買いが優勢となる流れ

市況
2024年6月10日 9時23分

【ブラジル】ボベスパ指数 120767.19 -1.73%

7日のブラジル株式市場は反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比2131.61ポイント安(-1.73%)の120767.19で引けた。日中の取引レンジは120679.06-122898.80となった。

横ばいで寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。早期の米利下げ期待の後退が外資の流出懸念を強めた。また、通貨レアル安の進行もブラジル株の売り圧力を高めた。ほかに、インフレ率の加速が利下げ期待をやや後退させた。

【ロシア】MOEX指数 3233.22 +1.28%

7日のロシア株式市場は反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比40.84ポイント高(+1.28%)の3233.22ポイントで引けた。日中の取引レンジは3193.57-3268.89となった。

終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや縮小させた。利上げの先送りが好感されたもようだ。ロシア中央銀行は7日、政策金利を年16.00%に据え置くと発表。また、4月の失業率の低下などもサポート材料となった。一方、早期の米利上げ期待の後退などが指数の足かせとなった。

【インド】SENSEX指数 76693.36 +2.16%

7日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比1618.85ポイント高(+2.16%)の76693.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同468.75ポイント高(+2.05%)の23290.15で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の買い越しが指数をサポート。FIIはこの日、4日ぶりに買い越しに転じた。また、モディ政権の維持に伴い、景気対策への期待も高まった。

【中国本土】上海総合指数 3051.28 +0.08%

7日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.49ポイント高(+0.08%)の3051.28ポイントと3日ぶりに反発した。

自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数はこのところ下げ基調を強め、足元で4月24日以来の安値を切り下げていた。米利下げ観測も支え。人民元安進行の警戒感が薄らぐ状況だ。もっとも、上値は重い。中国と西側諸国の対立や、中国経済の先行きが不安視されている。取引時間中に公表された5月の輸出入統計では、米ドル建て輸出が前月の1.5%増から7.6%増に拡大したものの(予想は5.7%増)、輸入が8.4%増から1.8%増に鈍化した(予想は4.3%増)。

《CS》

提供:フィスコ

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