ニッコンHDが年初来安値更新、日野自や損保大手による売り出しで需給悪化を警戒
ニッコンホールディングス<9072>が5日続落し、年初来安値を更新した。前週末7日の取引終了後、合計212万4800株の株式売り出しを決議したと発表。需給面への悪影響を懸念した売りが出たようだ。日野自動車<7205>が149万4100株、SOMPOホールディングス<8630>傘下の損害保険ジャパンが50万1400株、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>傘下の三井住友海上火災保険が12万9300株を売り出す。売出価格は17日から19日までのいずれかの日に決める。あわせてニッコンHDは130万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.06%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表。取得期間は7月1日から12月30日までとする。更に、9月30日を基準日として10月1日付で1株を2株に分割することも発表した。