11日の株式相場見通し=続伸、重要イベント控え上げ幅限定的か

市況
2024年6月11日 8時00分

11日の東京株式市場は主力株中心に幅広く買いが優勢となり、日経平均株価は続伸する公算が大きい。3万9000円台前半で戻り売りを吸収し強調展開が見込まれる。前日の欧州株市場ではドイツやフランスなど主要国の株価が総じて軟調だったものの、米国株市場では主要株価3指数が揃って上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数と機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数はいずれも史上最高値を更新した。今週のビッグイベントであるFOMCと5月の消費者物価指数の発表を控えるなか、積極的に買いポジションを高める動きは見られず朝方は軟調に推移する場面もあった。だが、下値では押し目買い意欲が活発でプラス圏に切り返した。個別では大手IT株は高い銘柄が多かったが、年次開発者会議を開催したアップル<AAPL>が安かったほか、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が大幅な下げとなっている。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3日ぶりに反発した。東京市場では日経平均が前日にフシ目の3万9000円台を5月23日以来12営業日ぶりに回復したが、きょうも上値指向が維持されそうだ。ただ、今週末14日に日銀金融政策決定会合の結果発表とメジャーSQ算出を控えていることで、様子見ムードも拭えず上げ幅は限定的なものにとどまりそうだ。

10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比69ドル05セント高の3万8868ドル04セントと反発。ナスダック総合株価指数は同59.403ポイント高の1万7192.529だった。

日程面では、きょうは5月のマネーストック、5月の工作機械受注額(速報値)など。海外では米連邦公開市場委員会(FOMC)、5月の全米自営業者連盟(NFIB)中小企業楽観度指数、5月の英失業率など。

出所:MINKABU PRESS

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