くら寿司が続伸、コラボ企画奏功し24年10月期業績予想を上方修正
くら寿司<2695>が続伸している。10日の取引終了後、24年10月期の連結業績予想について、売上高を2262億円から2340億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を24億円から55億円(同2.2倍)へ、最終利益を11億円から35億円(同4.1倍)へ上方修正したことが好感されている。
国内事業において、強みである「まぐろ」「かに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開、大人気キャラクター「ちいかわ」や劇場版が公開された人気アニメ「名探偵コナン」とのコラボ企画の実施などにより売上高が好調に推移し、上期業績が想定を大幅に上回ったことが要因という。
同時に発表した第2四半期累計(23年11月~24年4月)決算は、売上高1160億7100万円(前年同期比14.0%増)、営業利益56億3600万円(前年同期11億8600万円の赤字)、最終利益39億4800万円(同10億9500万円の赤字)だった。なお、下期は国内事業でタッチパネルの大幅改修などの戦略的な施策を計画していることから、通期予想の各利益は上期実績を下回る見通しだ。