NY株式:NYダウは120ドル安、FOMCやCPI待ち

市況
2024年6月12日 5時44分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は120.62ドル安の38,747.42ドル、ナスダックは151.02ポイント高の17,343.55で取引を終了した。

連邦公開市場委員会(FOMC)や消費者物価指数(CPI)の発表を控え警戒感に売られ、寄り付き後、下落。ダウは商業用不動産などへの懸念に銀行セクターが重しとなり終日、軟調に推移した。ナスダックは携帯端末アップル(AAPL)の上昇が支援し上昇に転じ終盤にかけて上げ幅を拡大、連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器が上昇、銀行が下落した。

自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)は電気自動車(EV)事業の収益性向上で新たに60億ドル規模の自社株買いプログラムを発表し、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は、世界開発者会議(WWDC)で発表した新人工知能(AI)機能がアイフォーンの買い替えサイクルを促す可能性が期待されたほか、アファーム(AFRM)との提携によりアップルペイユーザーが後払いサービスの利用が可能になる発表も好感され、上昇。後払いサービスを提供するアファーム(AFRM)も上昇した。メディアのパラマウント(PARA)はスカイダンス・メディアとの合併交渉を断念したとの報道で、売られた。

ソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)は取引終了後に発表した四半期決算の内容が予想を下回ったが、AIの開発および普及を目的とした非営利研究機関オープンAIやグーグルとの新たな事業が発表され、時間外取引で買われている。

(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.