本日注目すべき【好決算】銘柄 ラクスル、正栄食、GENDA (11日大引け後 発表分)

注目
2024年6月12日 7時01分

6月11日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ラクスル <4384> [東証P]  ★8-4月期(3Q累計)経常は74%増益、初配当実施へ

◆24年7月期第3四半期累計(23年8月-24年4月)の連結経常利益は前年同期比73.7%増の18.6億円に拡大して着地。第2四半期に連結化したAmidAホールディングスの業績上積みやネット印刷の単価改善などで、ラクスル事業の収益が大きく伸びたことが寄与。通期計画の19億円に対する進捗率は98.4%に達しており、業績上振れが期待される。

併せて、従来無配としていた期末一括配当は初配当1.7円を実施する方針とした。また、トートバッグの製造・販売を手掛けるエーリンクサービスを子会社化すると発表。

アールエイジ <3248> [東証S]  ★上期経常は2.4倍増益・通期計画を超過

◆24年10月期上期(23年11月-24年4月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の7億円に急拡大して着地。開発販売事業で賃貸事業用マンション1棟(85室)を売却したことが収益を大きく押し上げた。

通期計画の5億円をすでに大幅に上回っており、業績上振れが期待される。

正栄食 <8079> [東証P]  ★今期経常を20%上方修正

◆24年10月期上期(23年11月-24年4月)の連結経常利益は前年同期比52.6%増の31.7億円に拡大し、従来予想の23.5億円を上回って着地。中国でのナッツ・ドライフルーツなどの売り上げや米国からのクルミの輸出が想定より伸びたことが寄与。国内におけるエネルギー価格の落ち着きや価格改定の進展なども上振れにつながった。

併せて、通期の同利益を従来予想の42.5億円→51億円に20.0%上方修正。増益率が2.7%増→23.3%増に拡大する見通しとなった。

GENDA <9166> [東証G]  ★2-4月期(1Q)経常は22%増益で着地

◆25年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比22.4%増の20.1億円に伸びて着地。アミューズメント事業のプレビやカラオケ施設を運営するシン・コーポレーションのM&A効果に加え、ゲームセンターなどの既存事業も成長し、2.1倍の大幅増収を達成した。

併せて、米国でミニロケ事業を運営するNational Entertainmentの持ち株会社を買収すると発表。また、株主優待制度を新設することも明らかにした。グループ施設で利用可能なクーポン(4000~2万円分)を贈呈する。

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