概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は小幅続落、欧州市場の下落

市況
2024年6月12日 9時39分

【ブラジル】ボベスパ指数 121635.06 +0.73%

11日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比875.55ポイント高(+0.73%)の121635.06で引けた。日中の取引レンジは120757.20-121759.04となった。

終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、成長予想の上方修正も改めて好感された。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、慎重ムードが強まった。また、欧州市場の下落も足かせとなった。

【ロシア】MOEX指数 3171.10 -0.31%

11日のロシア株式市場は小幅続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.84ポイント安(-0.31%)の3171.10ポイントで引けた。日中の取引レンジは3148.22-3191.27となった。

前半はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。欧州市場の下落を受け、ロシア株にも売り圧力が強まった。また、通貨ルーブル安の進行も足かせに。ほかに、翌12日は銀行の休日となるため、手じまい売りが広がった。一方、原油価格の上昇が指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 76456.59 -0.04%

11日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比33.48ポイント安(-0.04%)の76456.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.65ポイント高(+0.02%)の23264.85で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。欧州市場の下落を受け、終盤は売りが優勢となった。また、早期の米利下げ期待の後退が引き続き嫌気された。

【中国本土】上海総合指数 3028.05 -0.76%

休場明け11日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比23.23ポイント安(-0.76%)の3028.05ポイントと反落した。4月23日以来、約1カ月半ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

人民元安の進行が警戒される流れ。米利下げ観測が後退する中、先週末の米10年債利回りは上昇し、対米ドルの人民元相場も下落基調が続いている。中国人民銀行(中央銀行)は11日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元安方向に設定した。指標発表も気がかり。中国ではあす12日、5月の物価統計が公表される予定だ。先週7日に発表された同月の貿易統計では米ドル建て輸入が大幅鈍化し、内需の低迷が指摘されていただけに、物価指標でデフレ脱却の兆しがみられるが焦点となる。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.