富士石油が5連騰で新高値にらむ、解散価値の半値水準の低PBRで見直し買い続く
富士石油<5017>が5日続伸、一時24円高の555円まで買われ、4月5日につけた年初来高値570円を視界に入れてきた。石油元売り中堅で、上流開発から撤退し現在は海外から輸入した原油を精製しガソリンなどを生産する石油精製専業となっている。原油市況の上昇は製品価格引き上げを促す株価の刺激材料となるが、直近はWTI原油先物価格が上昇基調にあり追い風となっている。最終利益がゲタを履いているとはいえPERは6倍台、更にPBRは解散価値の半値水準である0.5倍近辺と株価指標面からの割安さが際立っていることで、個人投資家などの追随買いを誘導しているもよう。