ドル円今週の予想(6月10日) サンワード貿易の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週のドル円について『米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策会合を受けて、変動の大きい週になりそうだ』と述べています。
続けて、『今週は、11~12日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、12日に5月消費者物価指数(CPI)も発表される。また、13~14日に日銀金融政策決定会合が開かれる』と伝えています。
また、『先週は、カナダ中銀が利下げを実施し、6日には欧州中央銀行(ECB)も利下げを開始した。先進国が利下げに踏み切る中、米連邦準備制度理事会(FRB)の次の一手は利下げだろうが、強い雇用統計を背景に、時期や回数が減少し、後ずれする可能性が高い』とし、『5月米雇用統計では、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数が前月比27万2000人増と、伸びは4月の16万5000人増(改定)から拡大。市場予想(18万5000人増)を大幅に上回った。失業率は4.0%と、前月から若干悪化したものの、インフレに影響する平均時給は前年同月比4.1%上昇と、伸びは前月から小幅ながらも加速した。米雇用情勢が依然として底堅いことが示されたことを受け、米早期利下げ観測が後退した』と解説しています。
次に、『今回のFOMCでは、政策金利は据え置かれる見込み。市場が注目するのはドットチャートだろう。前回の3月会合では、年内の利下げ回数は3回に据え置かれた』と伝え、『その後の経済指標などから、今回のドットチャートは2回ないしは1回の利下げに修正されることになるだろう。仮に2回となれば、9月に利下げを開始し、12月に追加利下げとなろう。1回ならば11月の利下げとなろう。週明け10日のFEDWATCHによると、利下げは年1回で11月のみ、46%強が織り込まれている。1回となればドル買いが強まろう』と考察しています。
一方で、『日本の長期金利が1.0%を超える状況が出現したが、日銀会合では、国債購入の減額が決定されるのではないか。市場の混乱を避けるため、緩やかで段階的なものになろうが、来るべき利上げの地ならしになりそうだ。利上げ時期に関しては、7月か10月で見方が別れている』と言及しています。
ドル円の今週のレンジについては、『154.50円~158.50円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月11日付「ドル円今週の予想(6月10日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
《CS》