NY外為:ドル・円155円台に突入、ドル指数は200DMA試す
NY外為市場でドルは下値を探る展開となった。米5月消費者物価指数(CPI)が4月に続き物価の鈍化基調継続を証明したため連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が強まり金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。
ドル指数は104.40まで下落し、重要な節目200日移動平均水準の104.46を試す展開となった。この水準を完全に割り込むと中期的なドルの下落となる可能性がある。ドル・円は157円34銭から155円88銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.0735ドルから1.0830ドルまで上昇し、200DMAの1.0789ドルを上回った。ポンド・ドルは1.2859ドルまで上昇した。
《KY》