オートデスクが決算受け上昇 広範な力強さと価格面での追い風示す=米国株個別

材料
2024年6月13日 1時51分

(NY時間12:51)(日本時間01:51)

オートデスク<ADSK> 222.54(+11.04 +5.22%)

設計ソフトウェアのオートデスク<ADSK>が上昇。同社は会計の問題で米証券取引委員会(SEC)や米司法省の調査が入る中、2-4月期(第1四半期)決算を一部公表しただけで、ガイダンスなど残りの公表は延期していたが、前日引け後にすべて発表してきた。

第1四半期の1株利益、売上高は予想を上回った。デザインやサブスクが好調に推移している。また、ガイダンスは従来の見通しを維持した。

アナリストは「建築、エンジニアリング、建設部門の好調な伸びにより、12%の増収と予想を上回った。メディアの売上は伸びを示さなかったものの、広範な力強さと価格面での追い風を示唆していた」と評していた。

(2-4月・第1四半期)

・1株利益(調整後):1.87ドル(予想:1.77ドル)

・売上高:14.2億ドル 12%増(予想:14.0億ドル)

サブスク:13.3億ドル 11%増(予想:13.2億ドル)

保守:1100万ドル 21%減(予想:1200万ドル)

その他:7600万ドル 23%増(予想:6770万ドル)

・営業利益(調整後):4.90億ドル 21%増(予想:4.67億ドル)

・FCF:4.87億ドル 32%減(予想:3.82億ドル)

(5-7月・第2四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.98~2.04ドルを維持(予想:2.00ドル)

・売上高:14.8~14.9億ドルを維持(予想:14.8億ドル)

(25年度通期見通し)

・1株利益(調整後):7.99~8.21ドルを維持(予想:8.07ドル)

・売上高:59.9~60.9億ドルを維持(予想:60.5億ドル)

・ビリング:58.1~59.6億ドルを維持(予想:58.2億ドル)

・営業利益率(調整後):35~36%を維持(予想:35.4%)

・FCF:14.3~15.0億ドルを維持(予想:14.7億ドル)

【企業概要】

テクノロジー製品とサービスを通じて顧客に生産的なビジネスソリューションを提供する設計ソフトウェアおよびサービス会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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