【市場反応】FOMC予想通り政策金利据え置き、年1回の利下げを予想、ドル売り一服

市況
2024年6月13日 3時33分

連邦準備制度理事会(FRB)は予想通り、連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.25-5.50%に据え置くことを決定した。声明では「インフレはここ数カ月、さらなる緩やかな進展が見られた」と、歓迎。また、「経済活動は引き続き緩やかなペースで拡大」と判断。ただ、「インフレが目標に向けて改善していることを一段と確信するまで利下げは適切でない」と繰り返した。

注目のスタッフ予測で、中間で年1回の利下げ予想と、12月、3月予測の3回の利下げから修正された。また、4名のメンバーが年内の利下げを予想していないことが明らかになり、引き続き慎重な姿勢が表明された。

朝方発表された5月消費者物価指数(CPI)の改善で年内の利下げ観測が強まりドル売りが加速したが、FOMCの引き続き利下げに慎重な姿勢を受けてドル売りが後退。ドル・円は155円72銭の安値から156円25銭まで再び上昇。ユーロ・ドルは1.0830ドル、ポンド・ドルは1.2829ドルでそれぞれ伸び悩んだ。

【金融政策】

・米連邦公開市場委員会(FOMC)

・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.25-5.50%に据え置き決定

「インフレはここ数カ月、さらなる緩やかな進展が見られた」

「経済活動は引き続き緩やかなペースで拡大」

「インフレが目標に向けて改善していることを一段と確信するまで利下げは適切でない」

「決定は全会一致」

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.