12日の米株式市場の概況、NYダウ続落 FOMC後に軟化

市況
2024年6月13日 8時14分

12日の米株式市場では、NYダウが前日比35.21ドル安の3万8712.21ドルと続落した。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を公表し、市場の予想通り政策金利となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25~5.50%で据え置いた。半面、参加者の金利見通し(ドット・チャート)で示された年内の利下げ回数は中央値ベースで1回となった。市場の見立てに対し中央銀行が利下げに慎重なスタンスであることが浮き彫りとなり、主力株への売りを促した。朝方発表された5月の米消費者物価指数(CPI)がディスインフレの兆候をみせたことで長期金利は低下。NYダウは上昇スタートとなったものの、その後下げに沈む展開となった。ハイテク株は総じて堅調だった。

ナイキ<NKE>やボーイング<BA>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が売られたほか、シェブロン<CVX>やJPモルガン・チェース<JPM>、ビザ<V>が安い。一方、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>とキャタピラー<CAT>が上昇し、シエナ<CIEN>とオラクル<ORCL>が急伸した。

ナスダック総合株価指数は264.890ポイント高の1万7608.436と大幅に3日続伸。連日で最高値を更新した。エヌビディア<NVDA>が上伸し、アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、テスラ<TSLA>がしっかり。プレイスタジオズ<MYPS>が水準を切り上げ、ケーシーズ・ゼネラル・ストアーズ<CASY>が大幅高となった。半面、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が冴えない展開となり、ペットメド・エクスプレス<PETS>が急落した。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.