話題株ピックアップ【夕刊】(3):タメニー、リベロ、モイ
■タメニー <6181> 163円 +14 円 (+9.4%) 本日終値
タメニー<6181>が反発。同社は12日取引終了後、自社が運営する婚活パーティー「OTOCON(オトコン)」が、結婚相談所「パートナーエージェント」の併設店として銀座店を15日に、船橋店を16日にオープンすると発表しており、これが株価を刺激したもよう。また、10日取引終了後に発表した「東京都の結婚支援マッチング事業支援業務委託の事業プロモーターである東武トップツアーズ(東京都墨田区)から、令和6年度結婚支援マッチング実施事業に係る業務委託を受託した」ことを改めて材料視する動きなどもあるようだ。
■リベロ <9245> 1,597円 +137 円 (+9.4%) 本日終値
リベロ<9245>が3日ぶりに大幅反発した。12日の取引終了後、5月度の月次売上高を開示した。売上高は前年同月比28.9%増の3億1400万円と増収基調を維持し、伸び率は4月の3.0%を上回って3月(32.7%)以来の高さとなった。業況は堅調との受け止めから見直し買いを誘ったようだ。主要KPI(重要業績評価指標)である転貸戸数は同3.4倍の1231戸だった。
■モイ <5031> 290円 +19 円 (+7.0%) 本日終値
モイ<5031>は後場急伸。この日、運営するライブ配信サービス「ツイキャス」に新機能を追加したことを明らかにした。スマホだけで配信画面を簡単に作成し、配信することができるツイキャス内の機能「スタジオ配信」に、13日付で「3Dアバター」機能を搭載したという。これが買い手掛かりとなったようだ。
■神島化学工業 <4026> 1,666円 +106 円 (+6.8%) 本日終値
神島化学工業<4026>が3日続伸し、4月15日につけた年初来高値1687円に接近。前日の午後2時30分ごろに公表した25年4月期通期の単独業績予想を手掛かりとした買いが続いているようだ。今期の売上高は前期比5.5%増の274億円、営業利益は同11.0%増の23億5000万円を見込み、年間配当は前期比2円増配の44円を計画している。建材事業の住宅分野は基材の強みに塗装技術を掛け合わせた高級軒天ボードなどの高付加価値製品の推進や採算性の向上に努め、非住宅分野では好調な高層ビル需要の取り込みに注力。また、化成品事業については、大型設備完成による拡販や高機能・高付加価値の新製品開発品を積極的に市場投入するとしている。
■ナレルグループ <9163> 2,856円 +129 円 (+4.7%) 本日終値
ナレルグループ<9163>が続急伸。12日の取引終了後、24年10月期第2四半期累計(23年11月~24年4月)の連結決算を発表した。売上収益は前年同期比22.9%増の102億200万円、最終利益は同27.9%増の9億2300万円となった。大幅な増収増益でかつ、計画を上回って着地する形となり、好感されたようだ。同社は技術者派遣を展開する。契約単価が上昇したほか、効率的な人員配置も奏功。技術者の待遇改善や採用費の積極投下による影響を補って、大幅な増益につなげた。
■ウエスコHD <6091> 619円 +27 円 (+4.6%) 本日終値
ウエスコホールディングス<6091>が大幅高。12日の取引終了後に発表した24年7月期第3四半期累計(23年8月~24年4月)の連結決算は、売上高が前年同期比1.1%増の119億5000万円、最終利益が同12.9%増の6億1800万円だった。直近3カ月間となる2~4月期で最終利益は17%増となったほか、取得総数60万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.06%)、取得総額4億5000万円を上限とする自社株買いの実施を発表しており、評価されたようだ。第3四半期累計で総合建設コンサルタント事業では、公共事業関係が安定的に推移した。自社株の取得期間は13日から8月13日まで。取得した全株式を8月30日に消却する。
■日本トリム <6788> 3,360円 +125 円 (+3.9%) 本日終値
日本トリム<6788>が高い。12日の取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表した。これまで電解水素水整水器1台もしくは浄水カートリッジ1本を標準価格の30%割引きで提供していたが、拡充後は電解水素水整水器1台を同40%割引き、もしくは浄水カートリッジ1本を同30%割引きで提供する。今年3月分から実施する。
■イムラ <3955> 1,039円 +26 円 (+2.6%) 本日終値
イムラ<3955>が反発。12日の取引終了後、取得上限15万株(自己株式を除く発行済み株数の1.19%)、または1億6000万円とする自社株買いの実施を発表した。期間は6月13日から来年6月12日まで。あわせて発表した2~4月期連結決算は売上高が前年同期比6.0%減の51億8700万円、営業利益が同20.2%減の3億5000万円だった。紙媒体の需要減少に伴う販売数量の低下に加え、前期に発生したワクチン接種券や選挙関連など官公庁需要の反動が響いた。
■ステムリム <4599> 416円 +4 円 (+1.0%) 本日終値
ステムリム<4599>が大幅高で3連騰。12日の取引終了後に発表した24年7月期第3四半期累計(23年8月~24年4月)の単体決算は、最終損益が15億1900万円の赤字(前年同期は7億8000万円の黒字)となった。2~4月期も赤字に転落したが、市場では想定の範囲内との受け止めもあるようだ。直近でバイオ関連株が急騰する事例が相次ぐなか、ステムリムに対しては6月10日に年初来安値をつけていたこともあって、値頃感が意識された。バイオ関連株に着目する短期資金の流入先となり、株高に弾みがついたとみられている。
■ホクリヨウ <1384> 1,004円 +7 円 (+0.7%) 本日終値
ホクリヨウ<1384>が底堅い。12日の取引終了後、配当方針の変更を発表した。新たな方針では最低配当性向30%を目安として株主還元策の充実を図るとしており、これを材料視した買いが株価を下支えしたようだ。これまでは安定した配当を実施することを基本方針としていたが、資本コストを意識した経営などに関する社会的意識の高まりを踏まえて変更した。
●ストップ高銘柄
AHCグループ <7083> 1,499円 +300 円 (+25.0%) ストップ高 本日終値
サンバイオ <4592> 675円 +100 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
ジィ・シィ企画 <4073> 1,105円 +150 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
ジェイック <7073> 3,380円 -700 円 (-17.2%) ストップ安 本日終値
倉元製作所 <5216> 509円 -100 円 (-16.4%) ストップ安 本日終値
など、3銘柄
株探ニュース