話題株ピックアップ【夕刊】(3):アールプラン、小僧寿し、Pアンチエイ
■アールプランナー <2983> 865円 +106 円 (+14.0%) 一時ストップ高 本日終値
アールプランナー<2983>が急伸。13日の取引終了後に発表した第1四半期(2~4月)連結決算で、営業利益が2億3800万円(前年同期比11.9倍)と大幅増益となり、上期計画に対する進捗率も79%に達したことが好感された。継続的な新規出店やマーケティング戦略の奏功で前期の受注棟数が増加していたことを受けて、総販売棟数は第1四半期としては過去最高の237棟(同22.8%増)に増加。これに伴い売上高も89億8600万円(同15.1%増)と第1四半期として過去最高を更新した。新規出店の先行投資や人員増による販管費の増加はあったものの、売上総利益率の改善もあって、営業利益は大幅増益となった。なお、25年1月期通期業績予想は、売上高350億円(前期比9.1%増)、営業利益8億5000万円(同59.6%増)の従来見通しを据え置いている。
■小僧寿し <9973> 20円 +2 円 (+11.1%) 本日終値
13日に発表した「記念株主優待を実施」が買い材料。
24年6月末時点で1万株以上を保有する株主を対象に、KOZOホールディングス発足記念優待を実施。保有株数1万株以上で小僧寿しおせち5000円割引券、5万株以上で1万5000円相当の小僧寿しおせち、10万株以上で2万5000円相当の小僧寿しおせちをそれぞれ贈呈する。
■Pアンチエイ <4934> 894円 +86 円 (+10.6%) 本日終値
プレミアアンチエイジング<4934>が急反発。13日取引終了後に発表した23年8月~24年4月期連結決算は売上高が154億3900万円(前年同期比25.1%減)、最終損益が14億5000万円の赤字(前年同期1億5300万円の赤字)だった。四半期ベースでみると直近2~4月期が最終黒字に浮上しており、足もとの損益改善が好感されたようだ。競争激化により主力のアンチエイジング事業が減少した。減損など特別損失や繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税の計上なども響いた。通期の減収・最終赤字見通しに変更はない。
■日本電解 <5759> 1,094円 +71 円 (+6.9%) 本日終値
日本電解<5759>が急反発。この日の寄り前、インドで銅カソード及び銅の棒線材料の製造事業を行うヒンダルコ・インダストリーズとリチウムイオン電池用銅箔分野での協業に向けた覚書を締結したと発表しており、好材料視された。日本電解はヒンダルコ社に対して、リチウムイオン電池用銅箔の製造に関する技術コンサルティング・支援を提供するとしており、リチウムイオン電池用銅箔を製造するために必要な設備を一部売却する。協業により、今後インドを含む全世界における車載用リチウムイオン電池のサプライチェーン構築において、その一翼を担うとしている。
■シャノン <3976> 456円 +27 円 (+6.3%) 本日終値
シャノン<3976>が続伸。この日、子会社ジクウのメタバースプラットフォーム「ZIKU」が、龍谷大学が6月16日に開催する「総合型選抜入試バーチャル説明会inメタバース」のプラットフォームに採用されたと発表。また、3~4月に同志社大学の全学共通教養教育センターが開催した科目説明会にも採用されたと発表しており、これらを好感した買いが入った。13日の取引終了後には第2四半期累計(23年11月~24年4月)連結決算も発表しており、売上高14億8100万円(前年同期比2.2%増)、営業損益9300万円の赤字(前年同期1億3400万円の赤字)と赤字幅が縮小した。大口顧客向けを中心に堅調に、収益性の高いサブスクリプション売り上げが計画を上回ったことで、従来予想の営業損益1億3200万円の赤字を上回って着地した。なお、24年10月期通期業績予想は、売上高32億7500万円(前期比11.6%増)、営業利益3200万円(前期2億6200万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■アエリア <3758> 305円 +18 円 (+6.3%) 本日終値
アエリア<3758>が急反発。13日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を100万株(発行済み株数の4.49%)、または3億円としており、取得期間は6月14日から12月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■トップカルチャー <7640> 166円 +8 円 (+5.1%) 本日終値
トップカルチャー<7640>は反発。13日取引終了後に株主優待制度の導入を発表した。500株以上の株主を対象に、保有株数や保有年数に応じて1000~3000円分の図書カードを贈呈する。実施時期は今年10月。これを好感した買いが入った。あわせて発表した23年11月~24年4月期連結決算は売上高が97億9200万円(前年同期比4.6%減)、営業損益が1億6200万円の赤字(前年同期1億6600万円の赤字)だった。店舗数の減少による影響が出たほか、人件費の上昇や出店・閉店に伴うコストも響いた。通期の減収・営業赤字見通しに変更はない。
■成友興業 <9170> 3,675円 +175 円 (+5.0%) 本日終値
成友興業<9170>が反発。13日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位の金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。
■テー・オー・ダブリュー <4767> 363円 +14 円 (+4.0%) 本日終値
テー・オー・ダブリュー<4767>が後場上昇。午後1時ごろ、24年6月期の連結業績予想について、売上高を160億円から173億円(前期比46.9%増)へ、営業利益を17億4800万円から19億2000万円(同67.0%増)へ、純利益を11億7200万円から12億6700万円(同3.6倍)へ上方修正したことが好感された。第4四半期に行ったIPコンテンツや行政の大型イベントが寄与したという。
■日本ハウス <1873> 339円 +12 円 (+3.7%) 本日終値
日本ハウスホールディングス<1873>が高い。13日の取引終了後、集計中の24年4月期の連結業績について、売上高が従来予想の122億円から128億9000万円へ、営業損益が19億8000万円の赤字から12億7400万円の赤字へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。24年4月期は決算期変更に伴う6カ月決算により前の期との単純比較はできないものの、主力事業である住宅事業において、工程管理の徹底による完成工事高の増加などが売上高を上振れさせた。また、原価率の改善や経費節減などの取り組みも奏功したようだ。
●ストップ高銘柄
monoAI <5240> 720円 +100 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
プライム・ストラテジー <5250> 1,146円 -300 円 (-20.8%) ストップ安 本日終値
マクビープラ <7095> 2,830円 -700 円 (-19.8%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース