NY為替:ユーロ弱含み、フランス政局不安強まる
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円95銭から157円50銭まで上昇し、157円42銭で引けた。米5月輸入物価指数の伸びが予想以上に減速したためドル売りが優勢となった。その後発表された6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は予想外に悪化したものの、連邦準備制度理事会(FRB)が注視している同指数の期待インフレ率が予想を上回ったためドル買いが再開した。仏の政局不安で質への逃避のドル買いも強まった。
ユーロ・ドルは1.0668ドルまで下落後、1.0705ドルまで上昇し、1.0704ドルで引けた。フランス総選挙に向け政局不安が引き続きユーロ売り圧力となった。ユーロ・円は、167円65銭へ弱含んだのち、168円39銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2700ドルから1.2657ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8930フランから0.8895フランまで下落した。
《MK》