新田ゼラチンが急反発、コラーゲンマイクロファイバーを高速で紡糸する世界初の技術を開発
新田ゼラチン<4977>が急反発し年初来高値を更新している。午前9時ごろ、生体組織の骨組みとなっているコラーゲン繊維と類似したナノ構造を持つコラーゲンマイクロファイバー(MF)を高速で紡糸する世界初の技術を開発したと発表しており、好材料視されている。
北海道大学との共同研究により開発したという。今回の開発により、コラーゲンMFの束が人工腱としての利用に十分な硬度と強度を有していることを明らかにしており、例えば靭帯が断裂した際に、現在の治療法では患者自らの腱が移植されることが一般的だが、コラーゲンMFを用いた人工腱で代替することなどが有望な用途という。同社では、今後は医学機関と連携した実証研究を精力的に進めるとしている。