株価指数先物【昼】 欧州政治懸念から一気に-2σ割り込む

市況
2024年6月17日 12時16分

日経225先物は11時30分時点、前日比770円安の3万8070円(-1.98%)前後で推移。寄り付きは3万8410円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8495円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。直後に付けた3万8440円を高値に下へのバイアスが強まり、中盤にかけて一時3万7930円と節目の3万8000円を割り込む場面もみられた。終盤にかけてはショートカバーや押し目待ち狙いのロングの動きから下げ渋りをみせ、3万8050円~3万8100円辺りで推移している。

日経225先物は、現物の寄り付き後10分間で一気に3万8100円水準まで急落しており、ヘッジ対応のショートの動きが強まったようだ。フランスの政治情勢を懸念したショートが入ったとみられているようだが、グローベックスの主要な米株先物は小動きで推移しており、東京市場は過剰に反応した可能性もありそうだ。指数インパクトの大きい値がさ株の下げが目立っており、日経平均型の売りを誘う形となった。

日経225先物は、ボリンジャーバンドの-2σ(3万8100円)を割り込み、-3σ(3万7810円)に接近した。売られ過ぎが意識されやすく、積極的なリバウンド狙いは限られるものの、-2σ水準では押し目狙いのロングが入りやすいだろう。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.09倍に低下した。ファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]の3銘柄で日経平均株価を230円超下押しており、相対的にTOPIX型優位となった。25日移動平均線が14.05倍辺りに位置しており、同線が支持線として意識されてくるようだと、リバランスの動きが入りやすいだろう。

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