話題株ピックアップ【夕刊】(3):イントループ、T-BASE、QLSHD

注目
2024年6月17日 15時15分

■INTLOOP <9556>  3,315円  +290 円 (+9.6%)  本日終値

INTLOOP<9556>が続急伸。前週末14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年8月~24年4月)連結決算が、売上高196億200万円、営業利益9億6500万円となり、今期から四半期連結決算を開示しているため前年同期との単純比較はできないものの、会社側によると49.8%増収、24.9%営業増益で第3四半期として過去最高となったとしており、好材料視された。同社が展開するプロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業に対する引き合いが増加していることに加えて、第2四半期からディクスホールディングスが連結対象となったことが寄与した。なお、24年7月期通期業績予想は、売上高260億円、営業利益13億6000万円の従来見通しを据え置いている。

■TOKYO BASE <3415>  323円  +27 円 (+9.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位

TOKYO BASE<3415>は後場一段高。同社は14日取引終了後に25年1月期第1四半期(2~4月)を発表し、営業利益が前年同期比67.9%増の1億6300万円となったことが好感されたようだ。売上高は同1.0%増の47億7000万円となった。EC事業及び中国事業の構造改革による減収を既存実店舗の増収でカバー。中国本土の不採算店舗の退店による減価償却費が減少し、売上高販管費率が改善したことが利益を押し上げた。なお、通期業績予想については売上高200億円(前期比0.1%増)、営業利益16億円(同81.6%増)とする従来見通しを据え置いている。

■QLSホールディングス <7075>  1,942円  +162 円 (+9.1%)  本日終値

QLSホールディングス<7075>が連日で年初来高値を更新。前週末14日の取引終了後、7月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性向上や流通株式の増加及び投資家層の拡大を図ることが目的という。同時に、期末一括22円を予定していた25年3月期の配当予想を期末一括8円にすると発表した。株式分割前に換算すると24円となり、実質増額となる。なお前期は20円だった。

■ザインエレクトロニクス <6769>  999円  +80 円 (+8.7%) 一時ストップ高   本日終値

ザインエレクトロニクス<6769>が大幅続伸。同社はきょう、データセンターなどでの活用が見込まれる光半導体による高速情報伝送ソリューションを提供すると発表。第1弾として、データサーバーのデータ伝送の次世代標準であるPCI Express6.0に対応したマルチモードAOC(Active Optical Cable:アクティブ光ケーブル)ソリューションを立ち上げるとともに、第2弾として次々世代のPCI Express7.0に対応したソリューションを立ち上げ、それぞれデータセンター市場に投入していく計画だという。

■ラバブルMG <9254>  1,639円  +119 円 (+7.8%)  本日終値

ラバブルマーケティンググループ<9254>が大幅高で5日続伸。前週末14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(23年11月~24年4月)連結決算が、売上高10億9200万円、営業利益1億4500万円となり、前期に決算期変更を行ったため前年同期との比較はできないものの、会社側によると19.0%増収、58.5%営業増益となり、かつ24年10月期通期の営業利益予想を上回って着地したことが好感された。既存顧客へのアップセルなどにより、SNSマーケティング事業で3月決算のクライアントのキャンペーン案件やコンテンツ制作などが増加した。DX支援事業は大型案件の期ずれの影響などで減益となったが、SNSマーケティング事業が堅調に推移したことで吸収した。なお、24年10月期通期業績予想は、売上高20億円、営業利益1億円の従来見通しを据え置いている。

■ホープ <6195>  200円  +14 円 (+7.5%)  本日終値

ホープ<6195>が続急伸。前週末14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を145万株(発行済み株数の8.82%)、または2億6100万円としており、取得期間は6月17日から来年6月16日まで。資本生産性の改善・向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■菊池製作所 <3444>  362円  +24 円 (+7.1%)  本日終値

菊池製作所<3444>が大幅高で6連騰。前週末14日の取引終了後、24年4月期の連結決算発表にあわせ、25年4月期の業績予想を開示し、今期の最終損益が7100万円の黒字(前期は8億1800万円の赤字)となる見通しを示した。加えて、今期の年間配当は10円(前期は無配)と3期ぶりに復配をする計画も公表し、これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。25年4月期の売上高は前期比3.7%増の54億円となる見込み。サポート・サービスロボット分野で受託開発・製造の拡大を図るほか、これまでのスタートアップ連携を更に強固にし、収益機会の拡大につなげる構え。固定費の圧縮や研究開発における公的資金の獲得により、収益面での改善も進める。

■JRC <6224>  907円  +53 円 (+6.2%)  本日終値

JRC<6224>が大幅続伸。TBS系列で毎週日曜日朝放送の情報バラエティー番組「がっちりマンデー!!」で、23日放送分に同社が取り上げられる予定であることが好材料視されたようだ。「僕たち上場しました2024!今年もスゴい会社が続々!」の特集の中で取り上げられる予定という。

■eWeLL <5038>  1,317円  +71 円 (+5.7%)  本日終値

eWeLL<5038>が3日ぶりに反発。午前10時ごろ、オンライン学習管理システムなどを開発・提供するシェアウィズ(大阪市中央区)とeラーニングで訪問看護の課題を解決するDXサービスを開始すると発表しており、好材料視された。法定研修をeラーニングで受講できる訪問看護向けサービス「iBow(アイボウ)e-Campus 訪問看護法定研修編」を、シェアウィズの「WisdomBase(ウィズダムベース)」を活用した新サービスにバージョンアップし提供する。これにより、訪問看護従事者は訪問時間を削ることなく研修を実施でき、受講状況を合理的に把握できるほか、義務化された研修を厳格に管理できるので、コンプライアンスを徹底した運営が実現するとしている。

■学びエイド <184A>  884円  +47 円 (+5.6%)  本日終値

学びエイド<184A>が急伸。5月28日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄で、ネットを活用した中小規模の学習塾向けのシステム「学びエイドマスター」の提供を主力展開する。業績は売上高、利益ともに大幅増収増益路線をまい進中だ。前週末14日に発表した25年4月期の営業利益は前期比37%増の2億円予想と最高利益を連続更新する見通し。これを材料視する買いを呼び込む形となった。

●ストップ高銘柄

monoAI <5240>  870円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

中央製作所 <6846>  1,780円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

リード <6982>  793円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

MSOL <7033>  1,405円  -400 円 (-22.2%) ストップ安   本日終値

オンコリス <4588>  598円  -100 円 (-14.3%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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