レナーが決算受け下落 新規受注、引き渡し件数の見通しが予想下回る=米国株個別

材料
2024年6月18日 5時55分

(NY時間16:53)(日本時間05:53)時間外

レナー<LEN> 153.95(-2.56 -1.64%)

米住宅建設のレナー<LEN>が時間外で下落。引け後に3-5月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。新規受注も予想を上回っている。ただ、第3四半期のガイダンスでは、新規受注、引き渡し件数の見通しは予想を下回った。

同社は声明で「住宅ローン金利によって値ごろ感が引き続き試され、同時に消費者心理も厳しくなっている。しかし、購入者は販売奨励金の増額に引き続き反応している」と述べた。

発表直後は買いの反応を見せたものの、直ぐに戻り売りに押されている。

(3-5月・第2四半期)

・1株利益:3.38ドル(予想:3.24ドル)

・売上高:87.7億ドル 9.6%増(予想:85.7億ドル)

・住宅粗利益率(調整後):22.6%(予想:22.6%)

・新規受注:2万1293件(予想:2万1093件)

・受注残:1万7873件 (予想:1万8015件)

(6-8月・第3四半期見通し)

・新規受注:2万500~2万1000件(予想:2万1095件)

・引き渡し件数:2万0500~2万1000件(予想:2万1004件)

・住宅粗利益率(調整後):約23.0%(予想:24.0%)

【企業概要】

米国で一戸建てやタウンハウス等の建設・販売・賃貸、宅地の購入・開発・販売を行う。テクノロジーと革新的な戦略を駆使し、建築プロセスの効率化と建設コストの低減に取り組む。又、顧客向け住宅ローン関連の金融サービスを提供するほか、多世帯住宅を建設する長期ファンドを運営し、その持分を保有する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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