ダウ先物は小動き 米小売売上高は予想下回るも反応限定的=米国株

市況
2024年6月18日 22時01分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:49)(日本時間21:49)

ダウ先物 39220(-12.00 -0.03%)

S&P500 5545.75(-0.50 -0.01%)

ナスダック100先物 20208.75(+16.00 +0.08%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100、S&P500とも小動きで推移している。先ほど発表の5月の米小売売上高は前月比0.1%の増加となり予想を下回った。前回分も増加から減少に下方修正され、インフレ鈍化への期待を示す一方、景気減速を示唆する内容でもあった。米株式市場も発表直後は買いの反応を見せたものの、直ぐに発表前の水準に戻している。

先週の重要イベントに対する米株式市場の反応を見て、市場には強気ムードが広がっている。特にIT・ハイテク株が上値追いを継続しており、ナスダックとS&P500をサポート。ダウ平均も前日は下げて始まったものの終盤に5日ぶりに反発に転じた。一部からは「いまのところ、この上昇相場が終わるような気配は見当たらない」といった声も聞かれる。

ただ、物色の広がりという点ではIT・ハイテク株になお集中し、株価指数を最高値圏に押し上げている一方、産業や消費関連など物足りない部分もあるようだ。先ほどの小売売上高への反応もその雰囲気を踏襲している。

本日はコリンズ・ボストン連銀やバーキン・リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。先週のFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)は年内1回の利下げに下方修正されていたが、市場は2回の可能性も有り得るとの見方を織り込んでいる。先週のFOMCの判断は、FOMC結果発表当日朝に発表の米消費者物価指数(CPI)を織り込んでいないとの見方もある中で、今後伝わって来るFOMC委員の発言に何らかの変化があるか注目される。

米住宅建設のレナー<LEN>が決算を受け時間外で下落。第3四半期のガイダンスで。新規受注、引き渡し件数の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。

メルク<MRK>が時間外で上昇。肺炎球菌ワクチン「キャップバクシブ」の承認をFDAから獲得した。

スーパーマーケットのクローガー<KR>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の58ドルから60ドルに引き上げた。

オンライン教育のチェグ<CHGG>が時間外で大幅高。同社は全世界で従業員を23%削減し、AIツールなどを提供する単一プラットフォームの開発を含む成長計画を発表した。

(NY時間08:59)(日本時間21:59)時間外

レナー<LEN> 152.35(-4.16 -2.66%)

メルク<MRK> 128.51(+1.01 +0.79%)

クローガー<KR> 52.41(+1.36 +2.66%)

チェグ<CHGG> 3.03(+0.42 +16.09%)

アップル<AAPL> 217.28(+0.61 +0.28%)

マイクロソフト<MSFT> 449.30(+0.93 +0.21%)

アマゾン<AMZN> 183.80(-0.26 -0.14%)

アルファベット<GOOG> 178.60(-0.18 -0.10%)

テスラ<TSLA> 187.50(+0.06 +0.03%)

メタ<META> 505.75(-0.88 -0.17%)

エヌビディア<NVDA> 131.42(+0.44 +0.34%)

AMD<AMD> 157.61(-0.79 -0.50%)

イーライリリー<LLY> 889.10(+4.09 +0.46%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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