トレードワークス---SCSKと資本業務提携を締結、証券業務システムプラットフォーム事業を共同で推進

材料
2024年6月19日 16時42分

トレードワークス<3997>は19日、SCSK<9719>と証券会社やFinTech企業の投資家向け資産形成サービスを支援する「証券業務システムプラットフォーム事業」を共同で推進することを目的とした資本業務提携を締結したと発表した。

資本業務提携の内容は、SCSKによるトレードワークス株式の取得である。SCSKは、同契約に基づき2024年7月8日に、トレードワークスの普通株式128,000株(2023年12月31日現在の発行株式総数に対する割合3.7%)を取得するとともに、提携関係の深化に合わせ79,000株程度を目安に市場買付けにより取得する予定である。

トレードワークスは、1999年の創業以来、投資家視点の高い信頼性と安全性を備えたインターネット証券取引システム「TradeAgentシリーズ」を中心に、スピードとコスト競争力のある証券フロントシステムの提供を行っている。TradeAgentシリーズはインターネットやブロックチェーンなど高度通信技術を基礎とする様々な金融サービスをサポートするソリューション群である。金融サービスの高度な要求を解決するためにエージェント指向のアーキテクチャでシステムを構成し、『マルチプロダクト・オープンイノベーション』を実現する拡張性の高いシステムを提供している。

一方、SCSKは、証券業界において30年以上にわたり証券基幹システムの開発を行っており、特に証券会社のバックオフィス業務の豊富な開発実績と業務ノウハウに加え、高いプロジェクトマネジメントスキルを持つ技術者を多く有している。また、売買監理、書面管理、コールセンターなどの周辺システムや、「IT」と「業務」を組み合わせたコンタクトセンター、テクニカルサポート、ヘルプデスク、バックオフィス業務支援など多様なBPOサービスも提供している。

今回の資本業務提携により、トレードワークスとSCSKは、これまで培ってきた知識やノウハウ、システムを含めたリソースを組み合わせ、証券業界へ貢献する事業を共同で推進していくとしている。

また、両社は証券業務システムプラットフォームの構築を目指す方針である。トレードワークスの証券フロントシステムとSCSKの証券基幹システムを接続した証券基幹システムの提供を行う。すでに第一弾としてオンライン証券会社向け米国株式システム刷新プロジェクトを進めている。

さらに、マーケットやニーズの変化に対応した自由度の高い証券業務システムへと進化させ、BPOサービスや業務コンサルティングサービスなどを加えた、トータルシステム「証券業務システムプラットフォーム」の構築を共同で推進する意向である。オンライン証券や対面証券のインターネット取引をはじめ、投信会社や、EmbeddedFinance向けの機能を拡充することで販売先を広げ、2030年までに100億円規模の売り上げを目指す方針である。

《SO》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.