今日の為替市場ポイント:日米金利差を意識してドルは底堅い動きを維持する可能性

通貨
2024年6月20日 8時10分

19日のドル・円は、東京市場では157円92銭から157円61銭まで下落。欧米市場では157円74銭から158円05銭まで上昇し、158円01銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に158円を挟んだ水準で推移か。日米金利差が短期間で縮小する可能性は低いため、ドルは底堅い動きを維持する可能性がある。

ロイターなどの報道によると、格付け会社S&Pグローバル・レーティングスのリブニコフ氏(英国担当プライマリー・ソブリン・アナリスト)は「英国の次期政権は、財政状況の逼迫により、困難な多くのトレードオフに直面する見通し」との見方を表明した。同氏によると、「最大の問題は英国の財政」、「足元の債務は数十年ぶりの高水準にあり、成長見通しもそれほど明るいとは言えない」と述べた。また、「債務が対国内総生産(GDP)比で100%を超えると、政策余地が大幅に狭まる」と指摘した。複数の世論調査によると、英国での総選挙で保守党の議席数は大幅に減少し、現首相のスナク氏は落選する可能性が高いとの結果が出ている。市場は政権交代を織り込んでいるが、英国の財政悪化に対する備えは十分ではないとの見方が多く、政府債務の増大はポンド相場を圧迫する要因となる可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.