アクセンチュアが決算受け上昇 ブッキングが堅調 生成AIが大きく伸びる=米国株個別

材料
2024年6月20日 22時53分

(NY時間09:50)(日本時間22:50)

アクセンチュア<ACN> 301.46(+16.11 +5.65%)

経営コンサルタントのアクセンチュア<ACN>が上昇。取引開始前に3-5月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったものの、ブッキングが予想を大きく上回ったことが好感されている。コンサルティング、マネージド・サービスのブッキングが予想以上だったほか、生成AIのブッキングが9億ドル超と第2四半期の6億ドル超から大きく伸びた。

アナリストは「売上高が弱く素晴らしい決算とは言えないものの、ブッキングが非常に堅調で、特に生成AIが前四半期比50%以上の伸びを示したことで株価は堅調に推移するはずだ」と述べている。

(3-5月・第3四半期)

・1株利益(調整後):3.13ドル(予想:3.14ドル)

・売上高:164.7億ドル 0.6%減(予想:165.6億ドル)

通信・メディア・テクノロジー:27.6億ドル 4.1%減(予想:27.8億ドル)

金融:28.9億ドル 7.8%減(予想:30.2億ドル)

製品:49.8億ドル 0.3%増(予想:50.0億ドル)

医療・公共サービス:35.2億ドル 7.6%増(予想:35.1億ドル)

資源:23.1億ドル(予想:23.2億ドル)

・ブッキング:211億ドル 23%増(予想:177億ドル)

コンサルティング:93億ドル 4.5%増(予想:89.7億ドル)

マネージド・サービス:118億ドル 42%増(予想:88.1億ドル)

生成AI:9億ドル超(第2四半期は6億ドル超)

・粗利益率:33.4%(予想:33.4%)

・営業キャッシュフロー:31.4億ドル 4.5%減(予想:36億ドル)

(6-8月・第4四半期見通し)

・売上高:160.5~166.5億ドル(予想:165.9億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):11.85~12.00ドル(従来:11.97~12.20ドル)(予想:12.08ドル)

・売上高:1.5~2.5%増(予想:1~3%増)

・営業キャッシュフロー:93~99億ドル(予想:95.5億ドル)

・FCF:87~93億ドル(予想:90.3億ドル)

【企業概要】

戦略・コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションの各分野で幅広く、デジタル機能を備えたプロフェッショナルサービスを世界で提供する。通信・メディア・テクノロジー、金融サービス、医療・公共サービス、製品、資源の各産業グループに関する専門知識を活かして、顧客に価値を提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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