今日の為替市場ポイント:米長期金利高止まりでドルは底堅い動きを維持する可能性

通貨
2024年6月21日 8時19分

20日のドル・円は、東京市場では157円92銭から158円28銭まで上昇。欧米市場では158円25銭まで下げた後、158円94銭まで上昇し、158円90銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に159円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の高止まりを受けてドルは底堅い動きを維持する可能性がある。

報道によると、イエレン米財務長官は6月20日、バイデン大統領はインフレ抑制を政権の最優先事項に掲げていると述べた。バイデン大統領は高齢者向け公的医療保険「メディケア」加入者のインスリンの自己負担額を月額35ドルに制限する制度、児童税額控除の拡大、学生ローンの返済免除、住宅の供給増加など米国民の負担軽減に向けて様々な措置を講じてきたと指摘した。

市場参加者の間からは「米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げは年内1回にとどまる見込みだが、それが保証されているわけではない」との声が聞かれている。バイデン政権のインフレ抑制策は米金融政策に影響を及ぼしていることは否定できないが、一部の市場参加者は「インフレ緩和のペースは引き続き緩慢であり、2%のインフレ目標が達成されるのは2025年になる」と想定。長期金利の高止まりを警戒しているようだ。

《CS》

提供:フィスコ

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