【クラファン】オリジナル長編映画&次世代メディア向け映像制作のPICORE、6月21日募集開始
最新テクノロジーを活用した映像制作を手掛けるPICORE株式会社(東京都中野区)が、株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)による出資を募集します。申し込みは6月21日19時30分開始を予定しています。
・ | 新株予約権型 |
・ | 目標募集額:2493万円、上限募集額:6003万円 |
・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
・ | エンジェル出資実績あり |
・ | 類似上場企業:博展 <2173> [東証G]、Jストリーム <4308> [東証G]、ファインズ <5125> [東証G]、テクノロジーズ <5248> [東証G]、ブランディングテクノロジー <7067> [東証G] |
「カメラを止めるな!」タッグが創業
PICOREの鈴木伸宏代表は、プロデューサー・音楽家として、「カメラを止めるな!」監督の上田慎一郎氏とともに映画制作に従事。同作の音楽を担当し、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞しています。
(出典:FUNDINNO)
同社は「100年後観ても面白い映画」をテーマに最新テクノロジーを活用した新たな映像制作に挑んでおり、以下の2事業を展開しています。
【STUDIO PICORE(スタジオピコア)】
国内若手映画監督によるオリジナルの長編映画を制作。企画立案から撮影、編集まで一気通貫で行い、現在、上田監督/脚本の第1弾長編映画制作を進めており脚本開発中。
【PICORE LAB(ピコアラボ)】
「新しい体験」を創出しようと、次世代メディア向け映像制作やAI、XR(※)といった最新技術との融合など実験的なコンテンツ開発を行う。
スマートフォン向け縦型ショートフィルムをTikTokやXで配信済みで、アンファーや三井住友カード、KDDI <9433> [東証P]などの大手企業がコンテンツ制作を依頼している。
(※)現実世界と仮想世界を融合し、新しい体験を創造する技術(PICORE注)
(出典:FUNDINNO)
また、上田氏が手がけたショートフィルム「レンタル部下」はTikTokと第76回カンヌ国際映画祭による第2回「#TikTokShortFilmコンペティション」でグランプリを受賞。これまで19本の動画を配信し、累計再生回数は1億回(TikTok、X合計)を突破しています。
「当事業での実験的な映像制作を通じて得たノウハウを長編映画制作にも生かす好循環を生み出し、世界に通用するエンタメコンテンツを輩出していきたいと考えています」(同社)
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
映像制作業務は属人的になりがちなため、映画監督独自の制作プロセスやノウハウを共有するなど、「暗黙知」を「集合知」へと変えていく必要がある。
【解決方法】
・AIを活用した、高効率で再現性の高い制作プロセスを確立
・上田氏を統括とした若手クリエイター組織を形成
・SNSで得た市場の反応を映画に生かすマーケティング
存在感が薄れている日本映画
(出典:FUNDINNO)
世界的にエンタメ市場が活況である一方、日本映画はアニメや漫画、ゲームに対して存在感が薄れているといい、同社は実写邦画の世界におけるプレゼンス向上に挑んでいます。
世界的には、Netflixなどの配信プラットフォームを意識した普遍的なテーマの映画制作や、AIなどの先端技術を積極的に活用した制作プロセスの効率化など新たな取り組みが行われているそうです。
「日本の映画業界も今まで以上にグローバル志向になると同時に、SNSや配信プラットフォームを意識した作品作りが求められていると考えています」(同社)
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル・特徴
(出典:FUNDINNO)
同社によると、配信プラットフォーム等の台頭によって、動画配信市場は今後大きな伸びが期待される領域。国内では、2023年の約5250億円から、2028年には約6330億円を見込み、世界では約1181億ドル(2023年)だといいます。
映画市場についても、中国や韓国、インド等各国の勢いが増しており、2023年の世界全体の興行収入規模は約320億ドルに成長しているそうです。
近年は短編の動画やドラマが国内外で注目を集めており、これはTikTokなどの短尺の動画が若年層に浸透したことのほか、「動画に、ある程度の重厚さを求めるユーザーが増えたことに対応して動画の質が上がっていく好循環が背景にあります」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
同社は「STUDIO PICORE」「PICORE LAB」の2事業を柱としており、両事業の活動で得られたノウハウや知見を循環させています。
「STUDIO PICORE」で蓄積した映像製作・編集技術は「PICORE LAB」で、より高品質な作品を生み出すことに活用し、「PICORE LAB」で見いだした新たな手法やアイデアは長編映画の製作にも応用しています。
(出典:FUNDINNO)
「PICORE LAB」では現在、XやTikTokを中心にショートフィルムを配信しており、再生回数は累計1億回以上。直近では、短編映画「レンタル部下」が第2回「#TikTokShortFilm コンペティション」でグランプリを受賞しています。
「こうしたメディアを通じてユーザーのリアルな反応やトレンドを把握するのも『PICORE LAB』の役割です。今、マーケットが何を嫌がり、何を好んでいるのかなど映画作りのヒントを得ることで長編映画制作に役立てます」(同社)
(出典:FUNDINNO)
長編映画制作を行う「STUDIO PICORE」の収益源については、NetflixやU-NEXTなど国内外の映画やドラマ等を楽しめる動画配信プラットフォームへの配給を前提としつつ、劇場公開やIP活用など多様なキャッシュポイントを創出していく方針です。
「PICORE LAB」に関しては、企業の商品・サービスの広告を目的とした短編受注やスポンサー収入があり、安定的な収益基盤になっているといいます。
(出典:FUNDINNO)
「カメラを止めるな!」は著名な俳優を起用せず、約300万円の制作費で31億円を突破する大ヒットを記録。企画の重要性を示した事例であり、その中で得たノウハウは同社の映像制作にも引き継がれているそうです。
「企画のノウハウに加え、撮影、編集プロセスにおいても豊富な引き出しを持っており、予算を効果的に配分することで、結果として、低コスト・高品質の両立を目指しています」(同社)
短編動画は「みらいの婚活」「レンタル部下」など、身近なテーマながら、普遍的な要素を持つ作品を多く制作し、企業から制作を受注するケースも増加しているそうです。
企業案件には2パターンがあり、一つは企業の商品やサービスを訴求する作品を企業と共同で企画するもの、もう一つは脚本から制作までを同社が行い、それに対して事後的にスポンサーを募り、SNSでシリーズとして配信しているといいます。
「弊社としては、いずれの手法も新たなアイデアにつながる施策として両立させていく方針です。企業案件による安定した収益基盤を構築し、継続的な長編映画制作に挑んでいきます」(同社)
今後の成長に向けて
(1)将来的なExitはIPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
「PICORE LAB」については、XRクリエイターの育成や空間レイヤープラットフォームを手掛ける株式会社STYLYと協業しており、今秋、MRデバイス向けの映像作品の発表を控えています。
長編作品については、年間1本以上のペースで制作していく予定で、できるだけ、自社のキャッシュを活用することで権利や収益を最大化させる方針です。現在、脚本の制作を進めており、来年からの撮影を予定しています。
「短編動画はすでに多数の案件を抱えており、問い合わせも増加しています。長編の制作費の基盤として、今後も積極的な配信を続けていきます」(同社)
(3)中長期計画
(出典:FUNDINNO)
中長期的には、映画とAIを掛け合わせた独自の作品作りを確立していきたい考えです。映画監督の技術、知見をAIに学習させ、独自の参照データベースを構築し、制作プロセスとヒットの関係性を見つけたいといいます。
「これにより、監督個人に依頼したいといった属人化から脱却し、『STUDIO PICORE』に映画を作ってほしいといった世界観を創っていきたいと考えています」(同社)
(4)2031年に自社制作映画の年間観客動員数約114万人を計画
(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は事業会社、エンジェル投資家より出資を受けています。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・博展 <2173> [東証G]
・Jストリーム <4308> [東証G]
・ファインズ <5125> [東証G]
・テクノロジーズ <5248> [東証G]
・ブランディングテクノロジー <7067> [東証G]
発行者・募集情報
■募集新株予約権の発行者の商号及び住所、資本金等
PICORE株式会社
東京都中野区中央五丁目38番4号ボックス・エイト103号
資本金:13,000,000円(2024年5月10日現在)
発行済株式総数:508株(同)
発行可能株式総数:10,000株
設立日:2022年8月29日
決算日:7月31日
■本新株予約権の発行者の代表者
代表取締役 鈴木伸宏
■本新株予約権の数(以下の個数を上限とする)
6,003個
■本新株予約権の払込金額
1個あたり 10,000円
■投資金額のコース及び個数
90,000円コース(9個)
180,000円コース(18個)
270,000円コース(27個)
360,000円コース(36個)
450,000円コース(45個)
900,000円コース(90個)
1,800,000円コース(180個)
2,700,000円コース(270個)
3,600,000円コース(360個)
4,500,000円コース(450個)
9,000,000円コース(900個)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(45個)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,000,000円コース(900個)を上限とする。
■申込期間
2024年6月21日~7月4日
■目標募集額
24,930,000円(上限募集額 60,030,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は47,970,000円とする。
■払込期日
2024年7月30日
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額2,493万円を以下の目的に充てる予定。
自主映画制作費 1,944万円
手数料 548万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額3,510万円(目標募集額2,493万円と上限募集額6,003万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
自主映画制作費 1,428万円
人件費 1,308万円
手数料 772万円
■連絡先
PICORE株式会社
電話番号:080-5593-6226
メールアドレス:info@picore.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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