ユニチカが朝安後に切り返す、非金属触媒使用のポリエステル樹脂の工業化技術を確立
ユニチカ<3103>が朝安後に切り返し、大幅高となっている。20日、金属を使用しない触媒を用いたポリエステル重合技術を開発したと発表した。同社によると、工業化技術の確立は世界で初めてという。今後の収益貢献を期待した買いを集めたようだ。
ポリエステルの製造には、従来からアンチモンやゲルマニウムなど金属系の触媒が用いられてきた。金属資源の枯渇リスクや価格高騰などを背景に、金属を使用しない触媒・重合技術の開発ニーズがあったという。関連技術は特許出願済みで、各種用途への展開を図る。