今日の為替市場ポイント:米長期金利高止まりでドルは一段高となる可能性

通貨
2024年6月24日 8時01分

21日のドル・円は、東京市場では159円13銭から158円67銭まで下落。欧米市場では158円68銭から159円84銭まで上昇し、159円80銭で取引終了。本日24日のドル・円は主に160円を挟んだ水準で推移か。為替介入が警戒されているが米長期金利の高止まりを受けてドルは一段高となる可能性がある。

6月21日に発表された6月米製造業PMI速報値は、51.7。また、6月米サービス業PMI速報値は55.1となった。いずれも5月実績を上回った。直近における米製造業の業況はまずまず良好であることから、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げは年内1回にとどまる可能性が高まった。インフレ緩和のペースは引き続き緩慢であり、2%のインフレ目標が達成されるのは来年以降となる見通し。米ドル・円は節目の160円に再接近しており、市場参加者の一部は円安進行を阻止するための為替介入が実施されることを警戒している。それでも日米金利差を意識した米ドル買い・円売りが大幅に縮小する保証はないため、ドルは本日中に160円を超えて一段高となる可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

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