3DMが反発、北大ワクチン研究開発拠点と国産ワクチン開発を目的に共同研究を開始
スリー・ディー・マトリックス<7777>が反発している。前週末21日の取引終了後、北海道大学創成研究機構ワクチン研究開発拠点(IVReD)と、国産ワクチン開発を目的とした共同研究を開始すると発表しており、好材料視されている。
同共同研究では、各種ワクチンによる防御免疫反応を高め、副作用を伴う強力なアジュバント(主剤の効果向上並びに補助を目的として併用される物質)の反応性を排除することで、効率的かつ安全なワクチンデリバリーシステムを開発することが目的。同社のコア技術である「自己組織化ペプチド」は、ドラッグデリバリーの効率と安全性を高めるために、体内のワクチンとアジュバントの濃度を持続させる重要な役割を果たすと考えられており、これまで他の機関との共同研究プロジェクトでは、より強い防御免疫反応を引き出し、強力なアジュバントの反応原性を排除できることを見出している。これにより、同じレベルの免疫を獲得するために必要なワクチンの接種回数を減らすことができ、患者の負担を軽減することができる可能性があるとしている。なお、同件による業績への影響はないとしている。