シカゴ連銀総裁、政策が経済を過度に圧迫していないか考え始めるのが適切

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2024年6月24日 23時39分

グールズビー・シカゴ連銀総裁が朝方に米CNBCのインタビューに答え、インフレ指標の沈静化を歓迎すると伴に、政策が経済を過度に圧迫していないかについて考え始めるのが適切かもしれないと述べた。

総裁は「インフレに関してここ1カ月に見られたようなデータがさらに数カ月続き、実体経済の他の部分の状況も鈍化した場合、これまでのような景気抑制的な政策を維持すべきなのだろうかという疑問を持ち始めざるを得なくなる。その上で、インフレ率が当局目標の2%に向けて低下しているという確信をもう少し強められると期待していると語った。

このほか、FRBと利下げを開始したECBなど他の中銀とのかい離にも言及。「他の先進国がどのような状況にあるかという観点で見た場合、景気抑制の度合いにおいて米国がどの位置にあるのかを考える価値はある」と述べた。

現在の政策については、歴史的に見てやや景気抑制的な水準にあると指摘。過熱の危険性がある場合には景気抑制的であるべきだとした上で、実体経済で現在起きている状況を過熱とは表現し得ないとの見解を示した。

「あまりに長期に渡って必要以上の景気抑制策を続ければ、実体経済に何が起きているかについて憂慮し始めざるを得なくなるだろう」と述べていた。

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