今日の為替市場ポイント:米長期金利下げ止まりでドル売り縮小の可能性
25日のドル・円は、東京市場では159円71銭から159円19銭まで下落。欧米市場では159円29銭から159円76銭まで反発し、159円68銭で取引終了。本日26日のドル・円は主に159円台で推移か。米長期金利の下げ止まりを受けてドル売りは縮小する可能性がある。
ロイター/イプソスが行った最新の世論調査によると、11月に行われる米大統領選では、経済政策において共和党のトランプ前大統領が優れているとの評価を受けていることが判明した。バイデン大統領は民主主義を擁護するアプローチが優れていると見なされている。調査に回答した有権者の多くは経済問題が最大の課題であると考えており、調査結果によると、43%がトランプ氏のアプローチが優れていると考えている。この点についてバイデン氏が優れていると回答した割合は37%だった。6月時点でバイデン氏の支持率は37%と、5月の36%からやや上昇した。
なお、報道によるとトランプ前大統領は、関税を引き上げ所得減税の原資の一部にする考えを示している。トランプ氏が米大統領に選出された場合、世界貿易や消費者物価の不確実性が高まると警戒されているようだが、個人所得税の税収は輸入関税収入を大幅に上回っている。そのため、一部の市場参加者は「大規模な所得減税は期待できない」と指摘している。
《CS》