アドテストは上値追い加速、米半導体株高を追い風に新中計も評価
アドバンテスト<6857>がカイ気配スタートで3日続伸、上値指向を一気に強めている。前日まで日足6連続陽線を形成し値刻みこそ小幅ながら上放れの気配を漂わせる。前日の米国株市場で、同社と取引関係が活発な米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の株価が急反発したことや、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大きく切り返したことで半導体製造装置関連株には追い風となっている。加えて、アドテストは前日に27年3月期を最終年度とする新中期経営計画(3カ年計画)を発表、生成AI用半導体向け需要に照準を合わせ、連結最終利益について3年間平均で930~1470億円としており、前期実績の622億9000万円からは大幅な伸びを見込んでいる。これが足もとの株価押し上げ効果をもたらしている。