話題株ピックアップ【夕刊】(3):GMO-AP、データアプリ、リミックス

注目
2024年6月26日 15時14分

■GMOアドパートナーズ <4784>  427円  +80 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値

GMOアドパートナーズ<4784>がストップ高。親会社のGMOインターネットグループ<9449>が25日取引終了後、主力のインターネットインフラ事業(ドメイン事業、クラウド・ホスティング事業、アクセス事業)とインターネット広告・メディア事業をGMO-APに吸収分割の方法で承継すると発表。これを好感した買いが膨らんだ。吸収分割の効力発生日は2025年1月1日。GMO-APはGMOに対し、承継事業の対価として2億5794万1328株を割り当て交付する。また、GMO-APは日本取引所自主規制法人から実質的存続性が承継事業にあると判断され、東証スタンダードからプライムへ市場変更される見通し。あわせて、商号を「GMOアドパートナーズ」から「GMOインターネット」に変更するという。

■データアプリ <3848>  1,000円  +98 円 (+10.9%) 一時ストップ高   本日終値

データ・アプリケーション<3848>が急反発。25日の取引終了後、生成AIを活用したシステム受託開発やコンサルティング、AIメディア運営などを手掛けるWEEL(東京都新宿区)を株式取得と簡易株式交換により完全子会社化すると発表しており、好材料視された。WEEL発行済み株数2万株のうち、1万7692株を7月26日付で取得し、残る2308株を株式交換により取得する。データアプリ製品に生成AIを組み込むことで、他社との差別化・優位性を確保し、製品・サービス価値の向上を目指すほか、生成AIを活用することで、顧客満足度を向上させるのが狙いという。なお、同件が業績に与える影響は精査中としている。

■リミックスポイント <3825>  200円  +16 円 (+8.7%)  本日終値

リミックスポイント<3825>が上伸し、年初来高値を更新した。同社は25日の取引終了後、中国のSHENZHEN GROWATT NEW ENERGY(Growatt)社の産業用蓄電システムについて、日本国内の企業として初めて同社と一次販売代理店契約を締結し、7月より販売を開始すると発表した。加えて、グッドフェローズ(東京都品川区)やオデッセイグループ(同中央区)とのNon─FIT低圧太陽光発電所の共同開発や、医療機関向けAIチャットツールの提供開始、家庭用ハイブリッド蓄電システムのAI制御機能の実証実験の開始なども発表しており、これらを手掛かり視した買いが株価を押し上げたようだ。

■レイ <4317>  446円  +25 円 (+5.9%)  本日終値

レイ<4317>が大幅高で3日続伸。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を50万株(発行済み株数の3.50%)、または2億5000万円としており、取得期間は7月16日から来年2月28日まで。譲渡制限付株式報酬として交付する株式へ充当するとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とするためとしている。

■メタプラネット <3350>  100円  +5 円 (+5.3%)  本日終値

メタプラネット<3350>が急伸。25日の取引終了後、ビットコインの保有・管理やビットコインに関する運用などを行う子会社を7月に設立すると発表しており、好材料視された。同社はこれまでに約14億5000万円相当のビットコインを購入し、更に10億円の購入を計画しており、今後も長期的なビットコイン残高の積み上げを目指すことから、グローバルな環境でより優位な財務戦略を実行するためにイギリス領バージン諸島に子会社を設立する。なお、同件による24年12月期業績への影響は軽微としている。

■HOUSEI <5035>  499円  +21 円 (+4.4%)  本日終値

HOUSEI<5035>が後場にプラス圏に浮上した。26日正午、新サービスとして「生成AIローコード開発プラットフォーム」のプレリリース版の提供を7月1日に開始すると発表し、材料視されたようだ。高度なプログラミングスキルを用いなくても、生成AI活用のアプリケーションを容易に開発できるという。

■ソースネクスト <4344>  218円  +9 円 (+4.3%)  本日終値

ソースネクスト<4344>が4日続伸。午後0時30分ごろ、ベクターホールディングス<2656>とソフトウェア販売で協業を開始したと発表しており、好材料視された。ベクターHDオンラインショップ内にソースネクスト製品の特設ページを開設するほか、オンラインショップにおける2社間での送客の実施などで協業するとしており、新たな市場や顧客の開拓を進めることで、収益への貢献が期待されている。なお、同件が中期的に業績に与える影響は軽微としている。

■GFA <8783>  412円  +13 円 (+3.3%)  本日終値

GFA<8783>は4日ぶりに急反発した。25日の取引終了後、ユーチューブを中心に活動する音楽ユニット「Repezen Foxx(レペゼンフォックス)」と共同で、スマートフォンのアプリでフリック入力を楽しむゲームを開発すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。文字入力機能を活用した気軽に遊べるゲームで、各ステージでRepezen Foxxのメンバーが登場し、ファンが臨場感を持って楽しめる環境を実装する予定。オリジナルグッズが自宅に届く仕組みも整えていく。

■三ッ星 <5820>  1,769円  +55 円 (+3.2%)  本日終値

三ッ星<5820>がカイ気配で始まり1700円近辺のもみ合いを急速離脱する展開となった。一時220円高と値を飛ばし、1900円台に乗せる場面があった。同社は前日に中国の威騰電気と戦略的包括業務提携契約に向けての協力合意書を締結したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が集結した。威騰電気は2021年に上海証券市場に上場した企業で配電設備、太陽光関連新素材、蓄電設備の3部門を主力に手掛けており、産業用電線ケーブルを主力とする三ッ星は同社との戦略的業務提携によって電力関連インフラ事業分野での展開力強化に動く方針。

■川崎地質 <4673>  2,905円  +87 円 (+3.1%)  本日終値

川崎地質<4673>が大幅高で3日ぶりに反発し年初来高値を更新した。25日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(23年12月~24年5月)連結業績について、売上高が43億円から45億900万円(前年同期比5.7%増)へ、営業利益が1億5000万円から2億6900万円(同77.0%増)へ、純利益が1億円から2億円(同10.5%増)へ上振れ、減益予想から一転して増益で着地したようだと発表しており、好材料視された。前期からの繰越受注業務の完成促進と原価抑制が順調に進んだことに加えて、今期受注案件においても予算を上回る原価抑制が図られたことが要因としている。なお、通期予想については現在精査中としている。

●ストップ高銘柄

コーディア <190A>  207円  +50 円 (+31.9%) ストップ高   本日終値

WOLVES HAND <194A>  1,350円  +300 円 (+28.6%) ストップ高   本日終値

雨風太陽 <5616>  903円  +150 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

PostPrime <198A>  1,030円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

キャンバス <4575>  562円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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