東京株式(大引け)=493円高、米ハイテク株高を好感し上値追い加速

市況
2024年6月26日 15時50分

26日の東京株式市場は前日の米ハイテク株高を受け投資家心理が改善、日経平均株価は上値追い基調を強めた。一時600円超の上昇をみせる場面もあった。

大引けの日経平均株価は前営業日比493円92銭高の3万9667円07銭と大幅高で3日続伸。プライム市場の売買高概算は15億7703万株、売買代金概算は4兆2538億円。値上がり銘柄数は985、対して値下がり銘柄数は590、変わらずは70銘柄だった。

きょうの東京市場はリスクオンの地合いが鮮明となった。前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて軟調だったが、米国株市場で流れが変わった。NYダウは6日ぶりに反落したものの、ここ調整局面にあった半導体セクターなどハイテク株が広範囲に買い戻され、ナスダック総合株価指数が急反発したことがポジティブ視された。エヌビディア<NVDA>が大幅反発したことでセンチメントが強気に傾き、これを受けて日経平均寄与度の高い値がさの半導体製造装置関連に買いを誘導、全体を押し上げる格好となった。日経平均は朝方買い一巡後に一瞬弱含みで推移する場面はあったが、その後は先物主導でインデックス買いが流入し上げ幅を広げる展開に。一時は600円超の上昇で3万9800円近くまで上昇、4万円大台をにらむ場面も。売買代金も4兆円台に乗せた。

個別では、売買代金で断トツとなったディスコ<6146>が大幅高に買われたほか、売買代金2位から4位を占めたレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>の半導体製造装置大手各社がいずれも活況高となり、日経平均を押し上げる格好となった。また、ソフトバンクグループ<9984>も堅調、キーエンス<6861>もしっかり。リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。サワイグループホールディングス<4887>が値上がり率トップに買われ、住友ファーマ<4506>も値を飛ばした。

半面、トヨタ自動車<7203>がやや売り物に押され、ソシオネクスト<6526>も冴えない動き。三菱商事<8058>も軟調、三井E&S<7003>も値を下げた。ブックオフグループホールディングス<9278>が急落となり、スギホールディングス<7649>も大幅安。クスリのアオキホールディングス<3549>、フロンティア・マネジメント<7038>、日本ケミコン<6997>なども株価水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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