ダウ先物、ナスダック100とも軟調に推移 エヌビディアが時間外で伸び悩む=米国株

市況
2024年6月26日 22時04分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:50)(日本時間21:50)

ダウ先物 39418(-108.00 -0.27%)

S&P500 5525.75(-11.25 -0.20%)

ナスダック100先物 19942.25(-30.00 -0.15%)

米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調に推移している。時間外でエヌビディア<NVDA>は上昇しているものの、伸び悩む動きが見られることから、プラス圏で推移していたナスダック100は下げに転じている。

米株式市場はエヌビディアの動向に左右される展開が続いている。同社株は今年の株価指数の上昇分の約3分の1を占めているが、その乱高下は株価指数が大型IT・ハイテク株に集中することへの新たな懸念を引き起こしているとの指摘も出ている。

「エヌビディアの乱高下が市場心理の重荷となっているが、AIへの構造的な投資ケースは依然として損なわれていない」としたうえで、「堅調なファンダメンタルズの中で、より広範な銘柄に対して建設的な見通しを保持したい」と言及している。

FRBが利下げに慎重になっている中でも、米株式市場の強気な見方は堅持されている。そのような中で、AI以外の他のセクターにも物色が広がるのか、目下の米株式市場の課題ではある。

貨物輸送のフェデックス<FDX>が時間外で大幅高。前日引け後に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、ガイダンスで25年度の通期の1株利益も予想を上回った。大胆なコスト削減策が奏功した。同社はまた、トラック輸送部門のフェデックス・フレイトの売却の可能性を示唆し、同部門の位置づけを検証中だと述べたことも驚きをもって好感されている模様。

電気自動車(EV)のリビアン<RIVN>が時間外で急伸。前日引け後に独フォルクスワーゲン(VW)が同社との合弁設立に50億ドルを投資すると伝わった。

サウスウエスト航空<LUV>が時間外で下落。取引開始前に4-6月期(第2四半期)のガイダンスを公表しており、有効座席マイル当たり旅客収入(RASM)の見通しを下方修正した。RASMを前年比4.0―4.5%減と見込んでいる。従来は1.5―3.5%減。

家電メーカーのワールプール<WHR>が時間外で大幅高。取引開始前に独ロバート・ボッシュが買収を検討していると伝わった。ボッシュは買収提案の可能性についてアドバイザー候補と協議しているという。

なお、本日は引け後にマイクロン<MU>の決算が予定されている。

(NY時間09:00)(日本時間22:00)時間外

フェデックス<FDX> 292.25(+35.87 +13.99%)

リビアン<RIVN> 16.40(+4.44 +37.12%)

ワールプール<WHR> 103.40(+16.37 +18.81%)

サウスウエスト航空<LUV> 27.18(-1.33 -4.67%)

アップル<AAPL> 210.40(+1.33 +0.64%)

マイクロソフト<MSFT> 449.66(-1.29 -0.29%)

アマゾン<AMZN> 186.25(-0.09 -0.05%)

アルファベット<GOOG> 184.73(-0.85 -0.46%)

テスラ<TSLA> 186.98(-0.37 -0.20%)

メタ<META> 508.35(-2.25 -0.44%)

エヌビディア<NVDA> 126.38(+0.29 +0.23%)

AMD<AMD> 160.12(-0.13 -0.08%)

イーライリリー<LLY> 905.23(+0.62 +0.07%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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