明日の為替相場見通し=米インフレ指標の結果待ちの様相か

通貨
2024年6月27日 17時15分

今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日本時間28日夜に発表される5月の米個人消費支出(PCE)物価指数の結果待ちといった様相となりそうだ。予想レンジは1ドル=160円00銭~161円00銭。

米連邦準備理事会(FRB)高官が相次いで利下げを急がない姿勢を示していることが足もとでの米長期金利の上昇につながっており、日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが入りやすくなっている。ただ、FRBが物価指標として重視するPCEでインフレ沈静化が示されれば早期の米利下げ観測が再燃する可能性があり、結果を見極めるまでは積極的にドルの上値を追いにくいだろう。また、神田真人財務官や鈴木俊一財務相による円安牽制発言が円の下値を支えそうだ。

なお、今晩に海外で発表される主な経済指標としては、前週分の米新規失業保険申請件数、5月の米耐久財受注額、1~3月期の米実質国内総生産(GDP)確定値、5月の米仮契約住宅販売指数などがある。

出所:MINKABU PRESS

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