債券先物は主に142円台で推移か

市況
2024年6月28日 9時16分

<円債市場>

27日 債券先物9月限終値:142円68銭 取引レンジ:142円58銭-142円92銭 28697枚

28日の債券市場で債券先物9月限は主に142円台で推移か。米長期金利は低下したが、為替相場の円安継続を受けて債券先物の上値はやや重くなりそうだ。現物債の取引では5年債の気配が相対的に甘くなりそうだ。

・債券先物9月限想定レンジ:142円70銭-143円20銭 10年債利回り:1.015%-1.035%

<米国債概況>

27日の米国長期債相場は強含み。米商務省がこの日発表した1-3月期国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比+1.4%と、改定値+1.3%から若干上方改定されたが、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、「インフレは正しい方向に進んでいる」との見方を示したことから、長期債などの利回りは弱含みとなった。イールドカーブは若干のフラットニング。

CMEのFedWatchツールによると、27日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は64%程度。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は77%程度。10年債利回りは4.329%近辺で取引を開始し、一時4.345%近辺まで上昇したが、米国市場の前半にかけて4.273%近辺まで下落し、取引終了時点にかけて4.283%近辺で推移。

イールドカーブは若干のフラットニング。2年-10年は-42.70bp近辺、2-30年は-28.70bp近辺で引けた。2年債利回りは4.71%(前日比:-4bp)、10年債利回りは4.28%(前日比-4bp)、30年債利回りは、4.42%(前日比:-3bp)で取引を終えた。

[本日の主要政治・経済イベント]

<国内>・08:30 6月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+2.0%、5月:+1.9%)・08:30 5月有効求人倍率(予想:1.26倍、4月:1.26倍)・08:30 5月失業率(予想:2.6%、4月:2.6%)・08:50 5月鉱工業生産(前月比予想:+2.0%、4月:-0.9%)・19:00 財務省・外国為替平衡操作額(5月30日-6月26日)

<海外>・15:00 英・1-3月期GDP改定値(前年比予想:+0.2%、速報値:+0.2%)・16:55 独・6月失業率(予想:5.9%、5月:5.9%)・19:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁基調講演(パリ)・21:00 南ア・5月貿易収支(4月:+105億ランド)・21:30 米・5月個人所得(前月比予想:+0.4%、4月:+0.3%)・21:30 米・5月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.3%、4月:+0.2%)・21:30 米・5月コアPCE価格指数(前年比予想:+2.6%、4月:+2.8%)・22:45 米・6月シカゴ購買部協会景気指数(予想:40.0、5月:35.4)・23:00 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:66.0、速報値:65.6)・01:00 ボウマン米FRB理事対話会参加・01:40 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁討論会参加

《MK》

提供:フィスコ

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