新興市場銘柄ダイジェスト:FフォースGは年初来高値更新、リグアがストップ高

材料
2024年6月28日 16時07分

<9246> プロHD 1370 -10

反落。子会社のプロジェクトカンパニーが、AI活用の戦略・方針を検討する支援サービスの提供を開始することを発表したが、市場の反応は限定的となっている。今後、多くの事業会社で本格的にAI活用の検討が進む中では、各企業の事業課題と保有しているデータに基づき「AIを活用することで何を実現できるか」を検討する工程が極めて重要とし、本検討を協同で行うサービスを7月より開始する。プロジェクトカンパニーのデータストラテジストが定期的にディスカッションを行いながらリーズナブルな価格で提供する。

<7090> リグア 1590 +300

ストップ高。27日取引終了後、環境配慮型の素材開発や製品の製造などを手掛けるTBMと業務提携したと発表しており、好材料視されている。今回の業務提携により、同社グループの成長軸である「IFMC.」と環境配慮型素材「LIMEX」を組み合わせた高機能・高付加価値な製品開発に取り組むとともに、国内だけでなく海外の需要も見据えたグローバルな展開、さらにサステナビリティの実現に向けて取り組んで行くとしている。

<6031> サイジニア 951 0

底打ちか。28日前引け後に業績修正を発表した。24年6月期の経常利益を従来予想の4.55億円から4.75億円-5.3億円(前期は3.7億円)に上方修正し、好感されている。同社は中期経営計画の元でグループの主要子会社であるZETAの手がけるCX事業の「ZETA CXシリーズ」へと注力している。その結果、グループの収益性は向上してきており、ZETAの第18期個別決算はここまで前回の業績予想を超えて推移しているとしている。

<5884> クラダシ 332 +14

急騰。制限食の冷凍宅配弁当サービス「Dr.つるかめキッチン」を運営するクロスエッジの全株式を取得し完全子会社化すると発表し、好材料視されている。少子高齢化や女性の社会進出といった社会的要請を受けて、食品宅配サービスは年々その重要性を増し、その中でも特に冷凍宅配弁当市場は、健康食へのニーズや調理の省力化へのニーズへのソリューションとして成長性の高い市場であり、当該市場に新規参入することは、今後の持続的な成長と企業価値の向上に有効であると判断したという。

<7068> FフォースG 726 +57

年初来高値更新。24年5月期売上高は前期比6.6%増の42.29億円、経常利益は同14.3%増の11.66億円だった。PS事業とSaaS事業の成長により利益拡大を実現した。25年5月期業績予想についても売上高を前期比8.3%増の45.8億円、経常利益を同52.7%増の17.81億円とし、連続で過去最高益を更新する見通しを受け好感されている。あわせて、自己株式立会外取引(ToSTNeT-3)による自社株買いと取得した自己株式の全株式を7月31日付けで消却することを発表している。

<9331> キャスター 1277 -61

急落。27日の取引終了後、個別業績の下方修正を発表した。24年8月期の売上高を従来予想の47.5億円から44.5億円-45.5億円、営業利益を1.1億円から2.3億円-1.5億円の赤字に下方修正したため、これを嫌気した売りが先行している。売上については、広告投下額を抑制したこと等から新規顧客獲得数が想定通りに伸びなかったとしている。なお、あわせてグラムスの子会社化により24年8月期決算より連結決算を開始するが、連結業績予想も営業利益等赤字を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

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