バイデン大統領、出馬取り下げを否定
バイデン大統領は11月の選挙で勝利する決意を改めて表明した。ブルームバーグが伝えた。精彩を欠く討論会を受けて、民主党の有力者からは出馬取り下げを求める声が相次いでいる。大統領は年齢による限界と討論会での苦戦を認めつつ、ホワイトハウスでもう4年間仕えることはできると宣言した。
「約束する。この仕事ができると心底信じていなければ、再出馬していなかっただろう」と集会で語った。「11月にこの州で勝利するつもりだ」と述べた。「はっきり言って、私は若者ではない」と語り、支持者から声援を引き出した。
「昔のように簡単には歩けなくなった。昔のように上手には歩けない。昔のようにうまくは討論できない。しかし、私には自分の知っていることが分かっている。真実を伝える方法が分かっている。善悪の区別が分かっている。そしてこの仕事のやり方を分かっている」と続けた。
民主党議員や献金者、バイデン氏に友好的なテレビ司会者、コラムニストから、米史上最高齢の大統領であるバイデン氏は出馬を取り下げるべきだとの声が挙がっている。2期目の過酷な任務をまっとうできないとの見方が、昨夜の討論会で定着したとしている。