個人投資家・有限亭玉介:グロース低迷でも狙うは業績期待と話題性のある株【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2024年6月30日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2024年6月24日14時に執筆

以前に比べるとグロース株の下落は少しマシになったようにも見えます。しかし、まだ復調したとまでは言えませんねぇ。日銀の植田総裁が利上げへ舵を切るならば、グロースの立場はますます悪くなるのかもしれませんねぇ。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

金利上昇はグロース株のみならず、株式市場全体でネガティブな要因と言えます。そもそも、なぜ利上げは株式市場にとってネガティブで、特にグロース株が売られてしまうのでしょうか。

一般論として株式よりも国債の方がリスクは低いので、無理にリスクを負ってまで株式を買うよりは金利が上がった国債を買う方が安心という事ですな。特にグロースのような業績より期待先行で買われる銘柄は、そんな時にこそ売られやすい傾向があります。有利子負債などの借り入れが多いと、金利上昇が経営を圧迫する事も考えられますからねぇ。

もちろんこれらは一般論であって、グロースの中でも金利上昇の影響を跳ね返す勢いのある銘柄も存在しております。むしろ個人投資家としてはそのような銘柄を狙いたいから、国債よりも株式投資を選択しているとも言えますねぇ。

グロース株が売られ過ぎている状況は投資家の誰もが認識しておりますので、どのタイミングで買いが入って反発するのか注視しているはずです。まずはバリューが買われてからグロースにも資金が流れて来るはずですので、相場の潮目を見過ごさないように監視を続けて参りましょう。今回もここ最近であたくしが注目している銘柄をピックアップしました。

難しい相場で底値から反発している曙ブレーキ工業<7238>は、6月28日をもって事業再生計画期間が終了するとの発表が好感されたようです。割安で値ごろ感のある同社は、底値圏からトレンド転換する機運が高まっておりますな。業績は堅調ですので、しっかり監視を強めていきたいです。

直近の決算が好感されたシーイーシー<9692>は、窓を開けて動意すると25日線・75日線を上回りました。ソフト開発を手掛ける同社はDX関連としてのテーマ性を有しており、自社株買いも好感された模様。年初来高値をどこまで更新できるか監視中です。

ゴルフクラブのOEMから自動車・鍛造部品まで手掛ける遠藤製作所<7841>は、著名投資家の清原達郎氏が大株主である点でも物色されております。ここ最近『レジェンド』とも言われる清原氏のお墨付きである小型株…業績は安定感がありそうなので注視したいですな。

精密金型を主力とする黒田精工<7726>は、半導体向けでも思惑がありますな。業績は好調で、PBRも割安です。チャート(日足)はじわじわと上昇トレンドを形成しており、週足ではトレンド転換へ向かうか監視中。

チャート(日足)が見事に下値を切り上げているGMOTECH<6026>は、年初来高値を更新しておりますねぇ。アフェリエイト型広告を手掛ける同社は、24年12月期も過去最高益を更新する予想です。1万円超えの株価は個人投資家が手を出すのは躊躇してしまいますが…今後の株式分割も見据えると押し目を狙っても面白いのかもしれませんな。

最後は中小企業・経営支援プラットフォーム「Big Advance」を開発するココペリ<4167>です。時価総額100億以下で業績はまずまずですが、直近のチャート(日足)はじわじわと上向いてきました。中小企業の海外展開を支援する「BIG ADVANCE GLOBAL」の発表を好感した買いが流入しております。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.