東京株式(大引け)=47円高、朝高後に値を消すもTOPIXは新高値

市況
2024年7月1日 16時00分

1日の東京株式市場は強弱観対立のなかも日経平均株価は上昇、途中下げに転じる場面もあったが押し目買いも厚く、引けにかけ締まった。

大引けの日経平均株価は前営業日比47円98銭高の3万9631円06銭と続伸。プライム市場の売買高概算は16億2884万株、売買代金概算は3兆8632億円。値上がり銘柄数は796、対して値下がり銘柄数は790、変わらずは59銘柄だった。

きょうの東京市場はバリュー株中心に買いが優勢だったが、半導体関連などは目先高値警戒感も意識され、利益確定売り圧力が日経平均の上値を重くした。前週末の欧州株市場では政局懸念からフランスの主要株価が下値模索を続けるなどリスクオフの地合いだった。また、米株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに前半は強調展開を示すも、後半は長期金利上昇を横目にマイナス圏に沈む動きとなった。東京市場では一段と進む円安を追い風に強さを発揮したが、前週1週間で日経平均は1000円近い上昇を示すなど6月後半に急速に水準を切り上げた反動が出る形に。いったんマイナス圏に沈んだものの、押し目買い意欲は活発で結局高く引けている。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも800弱で拮抗、株価を上昇させる銘柄の方がわずかに多かった。なお、TOPIXは年初来高値を更新した。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが堅調、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。川崎汽船<9107>が買い優勢だったほか、三菱商事<8058>も頑強な値動き。J.フロント リテイリング<3086>、高島屋<8233>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>、松屋<8237>など百貨店株が大幅高に買われる人気。長野計器<7715>は値上がり率首位となった。ヤマシンフィルタ<6240>も活況高。

半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が売られ、ディスコ<6146>も軟調。TOWA<6315>も安い。リクルートホールディングス<6098>が値を下げ、第一三共<4568>も下値を試した。アダストリア<2685>が急落、藤田観光<9722>、ミガロホールディングス<5535>、K&Oエナジーグループ<1663>なども大幅安。FPパートナー<7388>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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