新興市場銘柄ダイジェスト:セルシード、ペルセウスがストップ高
<9565> GLOE 2237 +54
続伸。28日の取引終了後、配信技術研究所の第三者割当増資を引き受け子会社化したと発表しており、好材料視されている。配信技研社は、ライブ配信データ解析ツール「Giken Access」の提供や、ライブ配信の技術面でのサポートなど、配信者がライブ配信を中心とした熱量の高い新たなコンテンツを生み出すための環境を支援し、順調に成長しており、同社グループの発展に資するとしている。
<151A> ダイブ 3510 0
朝高後、値を消す。フィリピンで観光業界に特化した教育プログラムを提供する私立大学 The University of Mindanao、フィリピン人材に特化した人材コンサルティング事業を行うICHIGOICHIE CONSULTING,INC.などとの間で、観光専門人材の日本語教育と日本での就労に向けたMOU(協力覚書)を締結したと発表し好感されている。今後、他の国々でも同様の取り組みができるか検討・推進していくという。
<5035> HOUSEI 487 +2
一時急伸。本日、生成AIを活用したアプリケーション開発を容易に行うことができる生成AIローコード開発プラットフォーム『imprai(インプライ)』を発表、併せてプレリリース版の利用企業の募集を開始した。利用する企業では最新の生成AIを活用した自社の業務改善アプリケーションなどの開発をコーディング知識がなくとも容易に行えるため、低コスト・短期間でのアプリケーション開発と業務適用ができるようになるとしている。
<192A> インテグループ 6050 -1140
大幅反落。28日取引終了後に発表した24年5月期決算で、売上高は前期比72.6%増の21.97億円、経常利益は同311.7%増の9.83億円となった。広告出稿に加えて、ダイレクトマーケティング、潜在顧客へ効率的にアプローチするインテントマーケティングの強化に取り組み、M&A案件の発掘を積極的に進めたという。あわせて、25年5月期業績予想も、売上高は前期比31.9%増の28.97億円、経常利益は同19.2%増の11.72億円と増収増益見通しとしているが、失望売りが先行している。
<7776> セルシード 434 +80
ストップ高で年初来高値更新。28日取引終了後、開発中の軟骨細胞シートに関する米国特許出願が特許査定となったことを発表し、好材料視されている。同特許は東海大学(医学部医学科外科学系整形外科学)の佐藤正人教授と実施してきた同種軟骨細胞シートに関する共同研究の成果となる。開発中の変形性膝関節症治療用の細胞シートには、本特許の製造方法に基づく多指(趾)症(生まれつき指の数が5本より多い疾患)患者から採取した軟骨組織に由来する同種軟骨細胞シートを用いているという。
<4882> ペルセウス 519 +80
ストップ高。28日取引終了後、開発中の抗トランスフェリン受容体1(TfR1)抗体「PPMX-T003」の真性多血症(PV)患者による第I相試験が終了したことを発表した。最後の6例目の患者本人の意向によりこの方の試験は中止となり、治験は規定の観察を終え終了した。安全性を懸念するような重篤な有害事象の報告はなく、今期業績への影響や2025年3月末までという導出計画にも変更はないとしている。
《ST》