ボーイング、スピリット・エアロの買収で合意=米国株個別

材料
2024年7月1日 22時36分

(NY時間09:34)(日本時間22:34)

スピリット・エアロ<SPR> 34.05(+1.18 +3.59%)

ボーイング<BA> 188.29(+6.28 +3.45%)

航空機の製造を請け負うスピリット・エアロシステムズ<SPR>が上昇。ボーイング<BA>が同社を株式交換を通じて1株37.25ドルで買収することで合意した。スピリットの企業価値を47億ドルで評価した取引となる。2005年の分離から再びスピリットと統合する。ライバルのエアバスもスピリットの一部の部門を引き継ぐ。エアバスは同資産のために名目価格1ドルを支払い、5億5900万ドルを補償として受け取る。

ボーイングのカルフーンCEOは声明で「今回の取引が航空機の利用者、当社の航空会社の顧客、スピリットとボーイングの従業員、株主、そして国全体にとって最善の利益だと信じている」とコメントした。

買収は来年半ばに完了予定。ボーイングは実質的に全てのボーイング関連の民間業務と、その他追加の民間業務および防衛・アフターサービス事業を引き継ぐ。

【企業概要】

*スピリット・エアロ

民間航空機・防衛用航空機・ビジネスジェット機・リージョナルジェット機用の航空機構造を製造する。アルミニウムや高度な複合材製造ソリューションの専門知識を活用し、子会社を通じて航空機のOEMメーカー等向けに、胴体、統合翼および翼部品、パイロン、ナセル、その他製品を提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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