外為サマリー:161円70銭台に上昇、約37年半ぶりドル高・円安水準に
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=161円70銭前後と前日の午後5時時点に比べ70銭弱のドル高・円安となっている。
ドル円相場は約37年半ぶりの高値を更新。底堅い米景気を背景に引き続きドルが買われやすい地合いとなっている。先週6月27日に開催された米大統領選テレビ討論会を受けてトランプ前大統領の再選の可能性が意識されるなか、同氏が当選した場合に積極財政によってインフレが再燃するとの見方が拡大。米長期金利に上昇圧力がかかり、ドル買い・円売りの動きを促している。きょう午後2時前には一時1ドル=161円74銭前後まで上昇し、前日ニューヨーク時間の高値(161円72銭)を上回った。ユーロも対円でしっかり。フランス政局への過度な警戒感がいったん和らぎ、ユーロ買いの動きが出た。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0731ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0023ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=173円54銭前後と同38銭程度のユーロ高・円安で推移している。